ああ、仕事辞めたい。いや、構造設計辞めたい。そんなことを思って４年経過しました。まだ何とか粘っています。
実は先月頃、胃潰瘍になりました。いよいよ仕事に潰される！と感じます。何がストレス溜まるって、もちろん小うるさい上司や日々動く現場対応。進行中の設計物件等あります。
一番は、ミスってた時の恐ろしさ。
『あ、やばい。』と思ったとき。
やべ！鉄筋足りてない！とか、計算方法ミスってた！、モデル化ミスってた！、あれ、、地耐力・・・？あれ・・・？とか、今のところ無い。
ですけど今後無いとは言い切れません。もし起きてしまったら人命と莫大な資産を破滅させてしまいます。
これが怖い。大体、構造設計ミスってて建物が沈下したら、建て直しか復旧に億単位請求されます。その時は保険でどうにかなります。その後、仕事が無くなって設計事務所は倒産間違いなし。
意外とミスは簡単に起きる。
しかも、そのミスは簡単に起こりえるから怖いんです。例えば、ＲＣ造の場合、梁の鉄筋が計算と図面で１本食い違うだけでどうなりますか？4⇔3なら1.33倍、5⇔4なら1.25倍・・・と検定比を１～３割余裕見ていないとＮＧになっちゃいます。
リスクが膨れ上がってリターン無し。
そんな凄まじいリスクの割にリターンが全然ないんですよ。他業種と比べても相当リスキーなのに、リターン（給与、休暇）が普通しかない。僕の給料なんて初任給18.5万スタートでしたからね。
もう、はぁ？です。
こんな博打な仕事他には無い。こんなんだから構造設計に進む若手が減るんです。現役の構造設計者も若い世代に自分の仕事を誇ることができないんですよ。
