ども、Tです。あなたは
- 「一級建築士試験の直前の勉強は?」
- 「直前の勉強は何をすればいい?」
と思っていませんか。
一級建築士の試験7日前ってとても重要なんですよ。とある大手企業では一級建築士の受験者は1週間前の休暇を奨励しているとか、しないとか・・・。
まさに、合否を分ける7日間です。今回は、そんな一級建築士試験7日前の過ごし方について特集しました。下記も参考にしてください。
科学的に実証されている?!復習することで記憶は定着する。
なぜ7日前なのか?2週間でも3週間でもなく「7日前」。これには理由があります。以前説明したエビングハウスの忘却曲線が関係するのです。
エビングハウスさんは、人間の記憶について研究をしました。その結果、次のことが判明します。
- 暗記した20分後に40%忘れる。
- 暗記した1時間後に56%忘れる。
- 今日暗記したことは1日後74%近く忘れる。
- 但し1日経っても忘れなかった2割は、その後も忘れにくい。
さらにエビングハウスさんは上記を踏まえて、記憶の定着について研究をおこなったのです。その結果、
- 長い時間をかけて暗記するより、細かい時間で何度も復習した方が記憶は定着する。
- 1度記憶したことは復習することで思い出す。復習した記憶は忘れにくい。
ということが分かりました。
正しい7日間の過ごし方。
上記の科学的実証から一級建築士の試験勉強の取り組み方が変わってきます。つまり、いくら長い期間をとって試験勉強しても、ほとんど頭の中には残っていないのです。
かと言って暗記系科目は前から勉強しないのはNG。数か月前から勉強していた暗記科目を試験7日前に復習しないのは、「命とり」ということです。
だから試験直前に記憶を呼び起こす。それが試験前7日間の過ごし方です。
計画・環境・施工、暗記科目を再復習
ポイントは暗記系の科目を再復習すること。復習すればするほど記憶の定着はよくなります。例えば、1日おきに3科目の問題集を解きます(既に相当学習していて、問題集は1日で解ける前提ですが、解けない人は1日半又は2日で、問題集を解きます)。
勉強した順で忘れていくので、3つの中で最も自身が無い科目を一番後に勉強すると、試験直前でも忘れていないかも。
例えば僕の場合、計画が苦手でした。よって、施工→環境→計画の順番で問題集を再復習します。
7日あれば2周もできる計算です。残り1日余りますが、これはテキストをじっくり読む時間に充てても良いでしょう。自身が無い科目があるのなら再確認です。
アウトプット型科目の構造・法規はよっぽど忘れてないので心配無用
構造と法規はアウトプット型の科目です。知識を取り込むよりも、問題を解けば解くほど記憶が定着されていきます。
法規は、その最たる例ですね。この手の科目は手を動かすことで記憶が定着されています。
ある研究では、人間は座って本を読むよりも、体を動かしながら読むとか、指を触りながら暗記すると記憶の定着が良いとか。
ですから、構造・法規は長い時間をかけて数か月前から徹底的にやる。そうすれば試験7日前に全力で見直す必要はなくなります。せいぜい、テキストの再確認程度です。
まとめ
今回は一級建築士の試験7日前の正しい過ごし方を紹介しました。初受験の方は、まだまだ仕事も忙しくないでしょうから、有給をとってください。ベテランの方も何食わぬ顔で5日間有給をとりましょう。
とにかく、試験7日前の過ごし方が合否を分けます。特に独学の方は、泥臭く最後まであがきましょう。