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数学苦手だった僕が構造設計者になって悩んだこと。

構造設計

僕は学生の頃から数学が苦手でした。数式やら公式を誘導するとか、正直わからん。じゃあ、なぜ構造設計者になったの?と聞かれると、情けない話『流れるところに行きついた。』という感じ。

設計事務所に希望を持っていなかったし、大企業に行く志もなかった。構造設計も、まぁ流れるままに。ただ、施工管理はやりたくない、公務員はダサそう、研究者は捨てがたいが金銭面で難、ということで設計者になったのです。

正直、5年目になった今でも分からないことだらけ。

設計は答えがなくて、ひたすらベストに近いベターを探す業務。正解に見えて不正解もあるし、設計は本当に難しい。『だからこそ、やりがいがある!』と思えればいいのだけど、僕は、仕事をさっさと終えたい派なので、手戻りが多い設計は本当に苦痛でしかないのです。

さて、数学苦手だったのなら、構造設計者になって悩んだか?と聞かれると、正直数学関係で悩んだことは一度もありません。

と、いうより構造設計という仕事の認識が皆違う。大学の先生も間違っている。まぁ、彼らは一度も実務をせずドクター⇒先生になった人たちだからしょうがないけど。

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数学?何それ?んなもん使わないよ。

数学なんて使いません。僕らが使うのは算数です。

コレマジです。

数学なんて高尚なものを使うなんておこがましい。僕も構造設計をする前は、さぞ大層な数式を駆使して理論をどうのこうのする、と思っていました。でも、実際に使うのは『四則演算のみ』。要するに足し算、引き算、掛け算、割り算ね。

だから、まず1つ言いたいこと。数学なんて出来なくても楽勝で構造設計者になれる!むしろ、物理的な感性が大事。

僕は物理的な感性も欠けているのですが、例えば、物の静的な運動のイメージが出来る人。こういう人たちは構造設計者に向いています。そういったセンス的なものを磨く方法ってあんまり思いつかないのですが、経験ですかね。子供の頃、ピタゴラスイッチをシコタマ作るとか。

 

悩んだことは結局、聞く力。

改めて『図太い人、図々しい人』尊敬します。皮肉じゃなくて、本当に。普通、聞けませんよ。親ほど年が離れた他人に、1日に何度も何度も質問するなんて。

でも、これが出来る人が成長する人なんです。職場環境の運もあります。僕みたいに、同僚ナシで、すぐ上司が60過ぎの部長なんて日には最悪です。知識量のレベルが違いすぎて、こっちが聞きたいことの意図が分かってくれない。

おまけに、聞きづらい。非常に聞きづらい。もし、30才くらいの先輩にあったのならラッキー。そんなに年が離れていないので、ズケズケと質問できるかもしれません。

聞けば聞くほど理解は進みます。おまけに上司とのコミュニケーションも進むので連携もスムーズ。いいこと尽くしです。

僕は出来ませんでしたけど。

 

コミュ力あるやつなら誰でも構造設計できるわ。

社会にでて5年経過しますが、コミュ力こそ正義です。構造設計をやる上でも例外ではありません。数学の能力なんて0でもいい。コミュ力100あるなら、僕はそっちの人材を登用しますわ。

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