ども、Tです。
今日も先輩の転職について。なぜ、こんなにも転職話題が多いのか。それは設計事務所という職場は、とても流動的だからです。立ち代わりで人が消えては入ってくる。
今回は、出て行った先輩ではなくて入ってきた先輩のお話。地方ゼネコンから中堅設計事務所へ転職した先輩を紹介します。
地方ゼネコンから中堅設計事務所へ転職した先輩
とある地方ゼネコンで10年ほどキャリアを積んでから現在僕が勤めている中堅事務所へ転職してきた先輩。
設計事務所もブラックな職場ですが、見方によってはゼネコンの方が酷いなんて話も。
- パワハラ(暴力、言葉の暴力)
- スメハラ(上司が臭い。タバコ臭い)
- アルハラ(酒の強要)
の応酬ですからね。事務所は割と大人しい人で構成されている一方、ゼネコンは人間性破綻した輩が沢山いそうなイメージ。
あくまでイメージですが。そんな体育会系のノリが無理、っていう人が事務所に転職する気がします。先輩もその一人でした。
給料安くても良いから設計がしたかった
「先輩はなんでウチみたいな事務所にきたんですか?ゼネコンの方が給料良いじゃないですか」
「確かに。でも現場監督は自分に向いていないと思ってね」
「元々現場監督やられてたんですね!初耳です。どうりで施工のことに詳しいわけだ」
「そうそう。現場の仕事は結構辛くて、時には現場事務所に寝泊まりしたこともあったよ」
「え!それは無理だなぁ。職人さんも怖そうだし、なんだかゼネコンってガラの悪そうな人たちが多そうで。僕苦手です」
「実は僕も苦手だった笑。お酒やタバコが好きな人には天国かも。禁煙や分煙が進んでいる中で、こんなにタバコを吸う人が多い業界も珍しいから」
「具体的にどんな仕事が苦痛だったんですか?」
「う~ん、というより設計がやりたかった、という方が真実かな。物が0から造りあがる瞬間は格別だったけど。実は0から造ったわけじゃないって、気づいたんだよね。」
「と、いいますと?」
「0から創っているのは設計者だって気づいたんだよ。僕たちはその設計図を元に施工図をおこして実際に建てるわけだけど。その0からスタートする仕事をやってみたくなったんだ。」
「なんだかカッコいいですね。転職活動はどうでした?有利に働きましたか?」
「いやぁ転職活動は大変だった。前職の経験を活かそうと思っても、じゃあ監理やってと言われるし。中々設計職として入社できる事務所は少なかったんだ」
「で、ウチが空いていた?」
「偶々ね。地元で設計ができる会社を探していたら。丁度募集をしていて。意匠設計者に空きがあったから即入社できたよ」
「どうです?ウチの会社って」
「やっぱり給料は少ないよ笑。でも自由だよね。ゼネコンに比べてさ。それが設計事務所の良さでもある」
「なるほど。それは他の先輩方をおっしゃっていました。一般企業は時間に厳しそうですね。今の仕事、働き方に満足ですか?」
「うん。満足かな。会社に言いたいことは沢山あるけど。設計者として本望だよ」
まとめ
ゼネコンで現場監督をしてから、設計をやりたくなる人もいますよね。先輩みたいに地方ゼネコンから中堅事務所で設計をすることも。
まさに同じ悩みを感じている人の参考になれば、と思います。
では。