令和7年度 学科試験1 問19は、給水管の配管工事に関する問題です。4つの記述のうち、不適当なものを1つ選びます。
3つはステンレス鋼鋼管の曲げ加工の決まりで、誤りは数値の1つだけです。
曲げの曲率半径は管軸線上において口径の4倍以上で、これを呼び径の2倍以上に縮めた記述が誤りになります。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢2(不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 被覆銅管(軟質コイル管)の曲げ加工は専用パイプベンダーを用いて行います |
| 2 | ×(誤り) | 曲げ半径は管軸線上において口径の4倍以上です。「呼び径の2倍以上」は誤りで、必要な半径の半分になってしまいます |
| 3 | ○(正しい) | ステンレス鋼鋼管の曲げ加工はベンダーにより行い、加熱による焼き曲げ加工は行いません |
| 4 | ○(正しい) | 曲げ最大角度は原則として90°(補角)とし、曲げ部分にしわ・ねじれ等がないようにします |
標準計画が数値を定めています。
給水装置標準計画・施工方法 3.8 配管工事(解説)3(3) ステンレス鋼管の曲げ配管
v) 曲げの曲率半径は、管軸線上において、口径の4倍以上でなければならない。
「呼び径の2倍以上」とすると、必要な曲率半径の半分になります。曲げがきつすぎると管が扁平になったり、しわ・ねじれが生じたりします。
ステンレス鋼鋼管の曲げ配管には、ほかにも決まりがあります。ベンダーによる曲げ加工で、加熱による焼き曲げは行わないこと。曲げ最大角度は原則90°(補角)。始点・終点からそれぞれ10cm以上の直管部を確保すること。楕円化率は5%以下とすることです。
そもそも曲げ配管ができる管種も限られています。硬質塩化ビニル管(6度以内で生曲げ)/銅管・ライニング鉛管/ステンレス鋼管/ポリエチレン管の4種で、ライニング鋼管は含まれません。銅管も曲げるのは軟質コイル管で、硬質銅管ではありません。
詳細は給水管の配管工事の留意事項、管種そのものはステンレス鋼管と波状ステンレス鋼管で扱っています。
ステンレス鋼鋼管を曲げるときの曲率半径はいくつ以上か。
管軸線上において口径の4倍以上です。「呼び径の2倍以上」とした肢は令和7年に誤りとして出題されています。
ステンレス鋼鋼管の曲げ加工で禁止されている方法は何か。
加熱による焼き曲げ加工です。ベンダーにより行います。
被覆銅管(軟質コイル管)の曲げ加工には何を使うか。
専用パイプベンダーです。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月