令和7年度 学科試験1 問18は、給水管の明示に関する問題です。適当なものを1つ選ぶ形式でしたが、正答肢なしとされ、受験者全員が正解として扱われました。
財団の正答番号一覧に、その理由が明記されています。当初は選択肢4を正答肢としていたものの、明示すべき事項が「名称」「管理者」「埋設した年」であるのに対し、選択肢が「埋設した年度」となっていたため、正答肢とならなかったというものです。
「年」と「年度」の1字違いで、問題そのものが成立しなくなりました。この試験が語句の正確さをどこまで見ているかが分かる例です。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
この問題は正答肢なし。受験者全員が正解の扱いです
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 道路部分で明示テープによる明示が必要になる口径について、「内径50mm以上」としている点が正答肢とされませんでした |
| 2 | ×(誤り) | 宅地部分の明示杭等について書かれていますが、正答肢とされていません |
| 3 | ×(誤り) | 明示テープの色について、下水管を「赤色」としています。令和4年に正しい肢として出た組み合わせは水道管が青・ガス管が緑・下水道管が茶です |
| 4 | ×(誤り) | 当初の正答肢。ただし「埋設した年度」が誤りで、正しくは「埋設した年」。このため正答肢なしとなりました |
| 5 | ×(誤り) | 明示シートを「任意の位置に設置する」としている点が誤り。設置位置まで決められており、令和元年・令和4年・令和5年の3回とも誤りとして出ています |
財団の公表資料が理由を説明しています。
令和7年度 正答番号一覧の注記(公益財団法人 給水工事技術振興財団)
本問題は、給水管の明示に関して「適当なもの」を選択する問題であり、解答肢(4)を正答肢としていたが、「道路法施行令第12条」、「道路法施行規則第4条の3の2」及び「道路法施行令および道路法施行規則の一部改正に伴う水道管の布設について」(厚生省環境衛生局水道課長通知、昭和46年6月4日厚生省環水第55号)では、明示すべき事項は、「名称」・「管理者」「埋設した年」となっており文中の「埋設した年度」では正答肢とならないため、正答肢なしとし、当問題については受験者全員を正解として扱わせていただきます。
明示すべき事項は「名称」「管理者」「埋設した年」の3つです。年度ではありません。
あわせて、この問題に出てきた明示まわりの数値と決まりを整理しておきます。
埋設深さと明示は給水管の埋設深さは何mか?道路1.2mと宅地0.3mの使い分けで扱っています。
道路部分に埋設する管に明示すべき事項は何か。
名称・管理者・埋設した年の3つです。「埋設した年度」ではありません。この違いが理由で令和7年問18は正答肢なしとなりました。
明示テープの色の組み合わせは。
水道管が青、ガス管が緑、下水道管が茶です。
明示シートの設置位置は自由に決めてよいか。
いけません。設置する位置まで決められており、「任意の位置に設置する」とした肢は3年度とも誤りとして出ています。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月