令和7年度 学科試験2 問51は、給水用具の故障と対策に関する問題です。4つの記述のうち、不適当なものを1つ選びます。
誤りは水栓の不快音への処置です。この記述は令和4年・令和6年・令和7年の3年度とも誤りとして出ています。
3年連続で同じ形なので、この一文が並んでいたら誤りの側と考えて差し支えありません。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢4(不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 受水槽のボールタップで弁座が損傷していたので、ボールタップを取り替えました。損傷は部品ごと交換です |
| 2 | ○(正しい) | ダイヤフラム式定水位弁で水が出ない場合、流量調節棒が締め切った状態なら、ハンドルを回して所定の位置にします |
| 3 | ○(正しい) | ピストン式定水位弁で水が止まらない場合、主弁座パッキンの摩耗なら主弁座パッキンを取り替えます |
| 4 | ×(誤り) | 水栓の不快音で「スピンドルを取り替えた」とする記述は、令和4年・令和6年・令和7年の3年度とも誤りとして出ています |
水栓の異常音には、資料が定めた原因と処置があります。
給水装置標準計画・施工方法「異常音」
(1) 水栓のこまパッキンが摩耗しているため、こまが振動して異常音を発する場合は、こまパッキンを取り替える。
(2) 水栓を開閉する際、立上り管等が振動して異常音を発する場合は、立上り管等を固定させて管の振動を防止する。
(3) (1)、(2)項以外の原因で異常音を発する場合は、水撃に起因することが多い。
試験に出るのは、これとは別の書き方です。「スピンドルの孔とこま軸の外径が合わなく、がたつきがあったので、スピンドルを取り替えた」という形で、3年度とも誤りとされています。
ただしこの場合の正しい処置は同資料に記述がありません。そのため本記事では、誤りとして出題されている事実のみを記します。
ほかの3つは定水位弁とボールタップの故障で、いずれも正しい処置です。形式ごとに見る場所が違う点を押さえます。
詳細は給水用具の故障と対策、定水位弁は定水位弁とは?主弁と副弁のどちらを指すかで扱っています。
水栓の不快音でスピンドルを取り替えたとする肢はどう扱われているか。
令和4年・令和6年・令和7年の3年度とも誤りとして出ています。ただし正しい処置は標準計画に記述がありません。
こまパッキンの摩耗で異常音がするときの処置は。
こまパッキンを取り替えます。立上り管等の振動が原因なら、管を固定して振動を防止します。
ダイヤフラム式定水位弁で水が出ないときは何を見るか。
流量調節棒です。締め切った状態になっていれば、ハンドルを回して所定の位置にします。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月