給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和元年度 給水装置施工管理法 問54 を解説(防食コアは鋳鉄管)

令和元年度 学科試験2 問54は、配水管から分岐して設けられる給水装置工事に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りはアとエです。

どちらも、鋳鉄管の話を別のものに付け替えています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢1(ア=誤/イ=正/ウ=正/エ=誤)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 「鋳鉄管の外面防食塗装に適した穿孔ドリル」とした記述は、誤りとして出題されています。
2 ○(正しい) 給水管及び給水用具は、性能基準に適合したもので、かつ検査等により品質確認がされたものを使用します
3 ○(正しい) 締付けトルクが設定されているものは、その締付け状況を確認します
4 ×(誤り) 防食コアを装着するのは鋳鉄管です。水道配水用ポリエチレン管に装着するとした点が誤りです

選択肢ア・エのポイント(ここが誤り)

エは、防食コアの目的から決まります。

防食コアは、穿孔でむき出しになった断面の腐食を防ぐものです。

腐食するのは金属だからで、樹脂の管には必要ありません。水道配水用ポリエチレン管は樹脂なので、そもそも錆びる断面がありません。

配水管 防食コア
鋳鉄管装着する(穿孔断面の腐食を防止)
水道配水用ポリエチレン管対象ではない

アは、穿孔ドリルの選び方です。

本記事では、公表正答がこの肢を誤りとしている事実だけを示します。どの語を替えれば正しい形になるのかは、確定できていません。

イとウは、品質管理の項目そのままです。

項目 中身
材料性能基準に適合し、検査等により品質確認されたもの
締付けトルク設定されているものは締付け状況を確認
取付口の位置他の給水装置から30cm以上離す
施工後耐圧試験(耐久試験ではない)

イの「性能基準に適合」と「品質確認」は、2つそろって1組です。片方だけでは足りません。

詳細は給水装置工事の品質管理とは?穿孔後に見る水質は5つサドル付分水栓とは?穿孔ドリルの先端角118度と90〜100度の使い分けで扱っています。

覚え方

  • 防食コアを装着するのは鋳鉄管。水道配水用ポリエチレン管は対象ではない
  • ★理由=防食コアは穿孔でむき出しになった断面の腐食を防ぐもの。樹脂の管には錆びる断面がない
  • 材料は性能基準に適合し、かつ検査等により品質確認されたもの(2つそろって1組)
  • 締付けトルクが設定されているものは締付け状況を確認する
  • 取付口は他の給水装置から30cm以上/施工後は耐圧試験(耐久試験ではない)

理解度チェック

Q.

防食コアを装着するのはどの管か。

鋳鉄管です。穿孔断面の腐食を防止するためで、樹脂の管には必要ありません。

Q.

材料に求められることは。

性能基準に適合し、かつ検査等により品質確認がされたものであることです。

Q.

締付けトルクが設定されているものはどうするか。

その締付け状況を確認します。

> 給水装置施工管理法のほかの論点は給水装置施工管理法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和元年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問54=(1))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。品質管理項目と施工の手順は同資料の記述によります。
  • 選択肢ア(鋳鉄管にサドル付分水栓を取り付ける場合の穿孔ドリルの選び方)について、対応する記述を本記事で用いた資料の中に確認できていません。ここでは公表正答がこの記述を誤りとしている事実のみを示し、正しい形には踏み込んでいません。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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