令和元年度 学科試験2 問53は、給水装置工事の施工管理に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢2です。水道メーター以降の宅地内工事でも、施工計画書は必要です。
前半で「道路上の工事だから必要」と正しく述べたうえで、後半に例外を作っています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢2
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 施工計画書には施工体制、有資格者名簿、施工方法、品質管理項目及び方法、安全対策、緊急時の連絡体制と電話番号、実施工程表等を記載します |
| 2 | ×(誤り) | 水道メーター以降の宅地内工事でも施工計画書は必要です。「作成する必要がない」とした点が誤りです |
| 3 | ○(正しい) | 常に工事の進捗状況を把握し、施工計画時に作成した工程表と実績とを比較して工事の円滑な進行を図ります |
| 4 | ○(正しい) | 施工計画に基づく工程、作業時間、作業手順、交通規制等に沿って工事を施行し、必要の都度品質管理を実施します |
肢2は、前半と後半で扱いが分かれます。
| 設問の部分 | 正誤 |
|---|---|
| 分岐以降水道メーターまでは道路上の工事なので施工計画書を作成して管理する | 正しい |
| 水道メーター以降は宅地内なので作成する必要がない | 誤り |
「道路上だから要る」という理由を先に置くことで、「宅地内なら要らない」が自然に見えます。
しかし施工計画書は、道路を使うかどうかで要否が決まるものではありません。品質管理も安全対策も緊急時の連絡体制も、宅地内の工事で不要になる理由がありません。
これを不要とした肢は、2年度とも誤りとして出ています。
肢1の記載事項は、7つ並んでいます。
この記載事項は令和元年・令和3年・令和5年に、いずれも正しい肢として出ています。
品質管理については、管理項目と管理方法に加えて管理担当者を定め、結果を記録にとどめ、実施状況を写真に撮って工事記録として残します。
詳細は給水装置工事の施工計画書とは?宅地内でも要るのか・誰に周知するのかで扱っています。
宅地内の工事でも施工計画書は要るか。
必要です。不要とした肢は2年度とも誤りとして出ています。
施工計画書に書くことは。
施工体制、有資格者名簿、施工方法、品質管理項目及び方法、安全対策、緊急時の連絡体制と電話番号、実施工程表等です。
工事の進み具合はどう把握するか。
施工計画時に作成した工程表と実績とを比較します。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月