令和元年度 学科試験2 問52は、給水装置工事の施工管理に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢1です。付近住民への説明は工事着手に先立って行うもので、着手後ではありません。
説明する相手も内容も正しく書かれています。時点だけが違います。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢1
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 付近住民への説明は工事着手に先立って行います。「工事着手後速やかに」とした点が誤りです |
| 2 | ○(正しい) | 工事内容を現場付近住民や通行人に周知するため、広報板などを使用し必要な広報措置を行います |
| 3 | ○(正しい) | 事故が発生し、又は発生するおそれがある場合は、直ちに必要な措置を講じたうえ、事故の状況及び措置内容を水道事業者や関係官公署に報告します |
| 4 | ○(正しい) | 他の者の所管に属する地下埋設物等の移設、防護、切り廻し等を必要とするときは、速やかに水道事業者や埋設管等の管理者に申し出て指示を受けます |
肢1は、時点だけが動いています。
| 設問の部分 | 正誤 |
|---|---|
| 工事着手後速やかに | 誤り(着手に先立って) |
| 現場付近住民に対し、協力が得られるよう工事内容の具体的な説明を行う | 正しい |
協力を得るための説明なのだから、始まる前にしなければ意味がありません。
掘り始めてから説明しても、断水や通行止めはもう起きています。
この分野は、周知の相手と時点が別々に狙われます。
| 何を | 誰に | いつ |
|---|---|---|
| 施工計画書 | 工事従事者 | 作成後に周知。変更が生じたら都度修正して通知 |
| 工事内容の説明 | 付近住民 | 着手に先立って |
施工計画書を周知する相手を「付近住民」とした選択肢は、令和6年の穴埋めで誤りの組み合わせに並んでいます。
周知するものが2つあり、相手が違います。
肢3は、範囲の広さが要点です。
「事故が発生し、又は発生するおそれがある場合」と、起きる前の段階も含まれています。
令和元年と令和6年は、どちらもこの形で出ています。「発生したとき」だけに狭めた形が考えられるので、おそれの段階が入っているかを見てください。
詳細は給水装置工事の施工計画書とは?宅地内でも要るのか・誰に周知するのかで扱っています。
付近住民への説明はいつ行うか。
工事着手に先立って行います。「工事着手後速やかに」とした肢は令和元年に誤りとして出ています。
施工計画書を周知する相手は。
工事従事者です。付近住民ではありません。
事故の報告が必要になるのはどの段階からか。
発生したときだけでなく、発生するおそれがある場合も含まれます。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月