給水装置工事主任技術者 独学ガイド

  1. HOME
  2. 給水装置の概要
  3. > 令和元年度 問43

令和元年度 給水装置の概要 問43 を解説(管種ごとに決まる)

令和元年度 学科試験2 問43は、給水管の接合及び継手に関する穴埋め問題です。ア〜エに入る語句の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

正解は選択肢1です。

4つとも、管種と継手の対応表から引けます。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢1(ア=プレス式継手/イ=接着剤/ウ=メカニカル式継手/エ=管端防食継手)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 正解 プレス式継手・接着剤・メカニカル式継手・管端防食継手です
2 ×(誤り) アをプッシュオン継手、イをろう付、エを金属継手としています
3 ×(誤り) アをプッシュオン継手、ウをフランジ継手としています
4 ×(誤り) イをろう付、ウをフランジ継手、エを金属継手としています

この穴埋めのポイント(ここが正解)

空欄ごとに、決め手があります。

空欄 入る語 そう決まる理由
プレス式継手ステンレス鋼鋼管の主な継手は伸縮可とう式とプレス式の2つ
接着剤TS=接着。設問がゴム輪のRR接合と並べているので、もう片方は接着
メカニカル式継手架橋ポリエチレン管はメカニカル式と電気融着式の2つ
管端防食継手ねじを切ると管端に鋼が露出するので、そこを防食する継手

エは、名前がそのまま理由になっています。

ライニング鋼管のねじ接合では、切った管端から鋼が露出します。そこを守るための継手なので「管端防食継手」です。

「金属継手」では、何を防ぐのかが表れていません。

イも、設問の並びから決まります。

設問は「◯◯によるTS接合とゴム輪によるRR接合」と2つを並べています。

片方がゴム輪という物なので、もう片方も接合の手段を表す物が入ります。「ろう付」は金属を溶かしてつなぐ方法で、硬質ポリ塩化ビニル管には使いません。

管種と継手の対応は、まとめて持ちます。

管種 主な継手・接合
ステンレス鋼鋼管伸縮可とう式継手/プレス式継手
硬質ポリ塩化ビニル管接着剤によるTS接合/ゴム輪によるRR接合
架橋ポリエチレン管メカニカル式継手/電気融着式継手
硬質塩化ビニルライニング鋼管管端防食継手/樹脂コーティング管継手/外面樹脂被覆継手

詳細は給水管の接合とは?外面樹脂被覆継手と防食テープ・EF継手の離脱防止ステンレス鋼管とは?薄肉でも強度が優れる理由と波状管との違いで扱っています。

覚え方

  • 入る語はプレス式継手・接着剤・メカニカル式継手・管端防食継手
  • ★エは名前がそのまま理由=ねじを切ると管端に鋼が露出するので、そこを防食する継手
  • ★イは設問の並びから決まる(ゴム輪と並んでいるので、もう片方も接合の手段を表す物)
  • ステンレス鋼鋼管は伸縮可とう式とプレス式/架橋ポリエチレン管はメカニカル式と電気融着式
  • 「ろう付」は金属を溶かしてつなぐ方法なので、硬質ポリ塩化ビニル管には使わない

理解度チェック

Q.

ステンレス鋼鋼管の主な継手は。

伸縮可とう式継手とプレス式継手です。

Q.

硬質ポリ塩化ビニル管のTS接合は何を使うか。

接着剤です。ゴム輪を使うのはRR接合のほうです。

Q.

ライニング鋼管のねじ接合に使う継手は。

管端防食継手です。ねじを切ると管端に鋼が露出するためです。

> 給水装置の概要のほかの論点は給水装置の概要のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和元年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問43=(1))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。管種・給水用具の説明は同資料の記述によります。
T

この記事を書いた人

T

給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

▼令和元年度 給水装置工事主任技術者試験▼

▼カテゴリ一覧▼

T

T

給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、一次資料にあたって整理しています。

Topへ >>