令和元年度 学科試験2 問44は、湯沸器に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはアとウです。
アは該当しないものを該当するとし、ウは存在する型を禁止しています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢1(ア=誤/イ=正/ウ=誤/エ=正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 給水装置として取扱われる貯湯湯沸器は、ボイラー及び小型ボイラーに該当しません。「該当する」とした点が誤りです |
| 2 | ○(正しい) | 瞬間湯沸器は給湯に連動してガス通路を開閉する機構を備え、最高85℃程度まで温度を上げられますが通常は40℃前後で使用されます |
| 3 | ×(誤り) | 太陽熱利用貯湯湯沸器には水道直結型があり、給水用具に該当します。「水道直結型としてはならない」とした点が誤りです |
| 4 | ○(正しい) | 貯蔵湯沸器はボールタップを備えた器内の容器に貯水した水を加熱するもので、水圧がかからないため湯沸器設置場所でしか湯を使えません |
アは、数値の条件で決まります。
ボイラーに該当しない条件(要旨)
ゲージ圧力0.1MPa以下かつ伝熱面積4m²以下のものは、労働安全衛生法施行令のボイラーに該当しない。
給水装置として扱われる貯湯湯沸器は、この条件に収まります。
小型ボイラーはボイラーのうちの区分なので、ボイラーに該当しないなら小型ボイラーにも該当しません。
「該当する」とした肢は、令和元年と令和6年に誤りとして出ています。
ウは、実在する型を否定しています。
| 太陽熱利用貯湯湯沸器の型 | 扱い |
|---|---|
| 二回路型 | 給水用具に該当する |
| 水道直結型 | 給水用具に該当する |
2つとも実在し、どちらも給水用具です。「としてはならない」という禁止の形にした時点で誤りです。
イとエは、そのまま正しい記述です。
湯沸器の型は、説明を入れ替えて出されます。
| 型 | 中身 |
|---|---|
| 瞬間湯沸器 | 器内の熱交換器で熱交換を行う。最高85℃程度・通常は40℃前後 |
| 貯蔵湯沸器 | ボールタップを備えた器内の容器に貯水したものを加熱する |
| 貯湯湯沸器 | 給水管が直結して槽内に貯えた水を加熱する |
エの「設置場所でしか湯を使えない」という結びは、貯蔵湯沸器の構造から出ます。
ボールタップで受けている以上、水圧がかかりません。押し出す力がないので、離れた場所まで送れません。
詳細は湯沸器の種類は?瞬間・貯蔵・貯湯の違いとボイラーの扱いを整理で扱っています。
貯湯湯沸器はボイラーに該当するか。
該当しません。ゲージ圧力0.1MPa以下かつ伝熱面積4m²以下だからで、小型ボイラーにも該当しません。
太陽熱利用貯湯湯沸器に水道直結型はあるか。
あります。二回路型と水道直結型のどちらも給水用具に該当します。
貯蔵湯沸器が設置場所でしか湯を使えないのはなぜか。
ボールタップを備えた器内の容器に貯水しているため水圧がかからず、押し出す力がないからです。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月