平成30年度 学科試験1 問17は、給水管の接合方法に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢2です。TS継手は硬質ポリ塩化ビニル管の接着接合に使うものです。
「伸縮可とう式継手」のほうは正しく書かれています。もう一方だけが別の管の継手に替えてあります。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢2
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 硬質塩化ビニルライニング鋼管、耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管、ポリエチレン粉体ライニング鋼管の接合はねじ接合が一般的です |
| 2 | ×(誤り) | ステンレス鋼鋼管及び波状ステンレス鋼管の接合には、伸縮可とう式継手又はプレス式継手を使用します。「TS継手」とした点が誤りです |
| 3 | ○(正しい) | 銅管の接合にはトーチランプ又は電気ヒータによるはんだ接合とろう接合があります |
| 4 | ○(正しい) | ポリエチレン二層管の接合には金属継手を使用します |
管種と継手の対応です。
| 管 | 継手・接合 |
|---|---|
| ステンレス鋼鋼管・波状ステンレス鋼管 | 伸縮可とう式継手・プレス式継手(圧縮式継手等も) |
| 硬質ポリ塩化ビニル管 | TS継手(接着接合)・ゴム輪形継手 |
| ポリエチレン二層管 | 金属継手 |
| 銅管 | はんだ接合・ろう接合(プレス式接合も) |
| ライニング鋼管 | ねじ接合が一般的 |
同じ入れ替えは、令和2年 問43の穴埋めでも選択肢に用意されていました。
そこでは架橋ポリエチレン管の空欄にTS継手を当てる形でした。TS継手は、樹脂管の穴埋めに紛れ込ませる定番の語です。
「伸縮可とう式継手とプレス式継手」の対は、令和元年と令和4年に穴埋めで問われました。
どちらの年も片方が空欄で、残る一方から決まります。
埋設地盤の変動に対応するのは伸縮可とう式のほうです。プレス式を当てた肢は令和6年と令和7年に誤りとして出ています。
詳細はステンレス鋼管とは?薄肉でも強度が優れる理由と波状管との違いと給水管の接合とは?外面樹脂被覆継手と防食テープ・EF継手の離脱防止で扱っています。
ステンレス鋼鋼管の接合に使う継手は。
伸縮可とう式継手やプレス式継手です。TS継手ではありません。
TS継手はどの管の継手か。
硬質ポリ塩化ビニル管の接着接合に使う継手です。
ポリエチレン二層管の接合は。
金属継手を使用します。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月