平成30年度 学科試験1 問16は、給水装置工事に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢1です。最終の止水機構の流出側に設置される給水用具は、耐圧性能基準の適用対象から除外されています。
「含め」の一語で、対象を広げています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢1
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 最終の止水機構の流出側に設置される給水用具は、高水圧が加わらないことなどから耐圧性能基準の適用対象から除外されています。「含め」とした点が誤りです |
| 2 | ○(正しい) | 給水装置の接合箇所は、水圧に対する充分な耐力を確保するため構造及び材質に応じた適切な接合が行われている必要があります |
| 3 | ○(正しい) | 減圧弁、安全弁(逃し弁)、逆止弁、空気弁及び電磁弁は耐久性能基準に適合したものを用います。ただし耐寒性能が求められるものを除きます |
| 4 | ○(正しい) | 家屋の主配管は構造物の下の通過を避ける等により漏水時の修理を容易に行うことができるようにします |
除外される理由は、肢の中で説明されている形でも出ています。
最終の止水機構の流出側には、高水圧が加わりません。蛇口より先には水圧がかからないからです。
この記述は、令和2年 問21に正しい肢として出ています。
| 書かれ方 | 出題年度と正誤 |
|---|---|
| 流出側の給水用具は耐圧性能基準の適用対象から除外されている | 令和2年 問21(正しい) |
| 流出側の給水用具を含め、耐圧性能基準に適合したものを用いる | 平成30年 問16(誤り) |
同じ論点が、両方向で出ています。
耐久性能基準がかかるのは5つの弁類です。
| 耐久性能基準の対象 |
|---|
| 減圧弁 |
| 安全弁(逃し弁) |
| 逆止弁 |
| 空気弁 |
| 電磁弁 |
耐寒性能基準の対象も、この5つです。だから「耐寒性能が求められるものを除く」というただし書きが付きます。
同じ5つの弁類に、2つの基準がかかる場面が分かれています。
詳細は耐圧性能基準とは?1.75MPaと20kPa・加圧装置だけ最大吐出圧力と耐久性能基準とは?10万回の開閉と適用される弁類で扱っています。
最終の止水機構の流出側は耐圧性能基準の対象か。
対象外です。高水圧が加わらないことなどから除外されています。
耐久性能基準がかかるのはどの給水用具か。
減圧弁、安全弁(逃し弁)、逆止弁、空気弁、電磁弁の5つです。
家屋の主配管で気をつけることは。
構造物の下の通過を避けること等により、漏水時の修理を容易に行うことができるようにします。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月