平成30年度 学科試験1 問15は、水道メーターの設置に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢4です。原則は道路境界線に最も近接した敷地部分です。
「検針や取替作業等が容易な場所で、かつ、損傷、凍結等のおそれがない位置」という後半は正しく書かれています。場所の指定だけが逆です。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 地中に設置する場合はメーターます又はメーター室の中に入れ、埋没や外部からの衝撃から防護し、位置を明らかにしておきます |
| 2 | ○(正しい) | 外気の影響を受けやすい場所へ設置する場合は、発泡スチロール等でカバーを施す等の防寒対策が必要です |
| 3 | ○(正しい) | 集合住宅等の各戸メーターには、検定満期取替え時の漏水事故防止や取替え時間の短縮を目的に開発されたメーターユニットを使用することが多くなっています |
| 4 | ×(誤り) | 設置位置は、原則として道路境界線に最も近接した敷地部分です。「給水管分岐部から最も遠い宅地内」とした点が誤りです |
資料の書き方はこうです。
給水装置標準計画・施工方法 3.5 水道メータの設置(要旨)
水道メータの設置位置は、原則として道路境界線に最も近接した敷地部分で、メータの点検及び取替作業が容易であり、かつ、メータの損傷、凍結等のおそれがない位置であること。
分岐部から近い側です。遠い側に置くと、そこまでの配管がすべて水道事業者の計量の外になります。
道路の中ではなく、道路境界線に最も近接した「敷地部分」です。
敷地の側に置きます。
| 措置 | 目的 |
|---|---|
| メーターます・メーター室 | 埋没や外部からの衝撃から防護し、位置を明らかにする |
| 発泡スチロール等のカバー | 外気の影響を受けやすい場所での凍結防止 |
| メーターユニット | 検定満期取替え時の漏水事故防止と取替え時間の短縮 |
メーターユニットの目的は、令和5年 問14に正しい肢として出ています。
寒冷地では、取り付け深さを凍結深度より深くすることにも配慮します。
詳細は水道メーターとは?設置の条件と接線流・軸流・電磁式の違いで扱っています。
水道メーターの設置位置の原則は。
道路境界線に最も近接した敷地部分です。給水管分岐部から最も遠い宅地内ではありません。
メーターユニットの目的は。
検定満期取替え時の漏水事故防止と、取替え時間の短縮です。
集合住宅の配管スペース内に設置する場合は。
凍結するおそれがあるので、発泡スチロール等でカバーを施す等の防寒対策が必要です。
> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月