給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成30年度 給水装置工事法 問14 を解説(上越しは高水位以上)

平成30年度 学科試験1 問14は、止水栓の設置及び給水管の布設に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢2です。やむを得ず上越しする場合は高水位以上の高さに設置します。

「原則として水路の下に設置する」という前半は正しく書かれています。例外のときの条件だけが裏返っています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢2

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 止水栓は、維持管理上支障がないようメーターます又は専用の止水栓きょう内に収納します
2 ×(誤り) やむを得ず水路の上に設置する場合には、高水位以上の高さに設置し、かつ金属製のさや管等で防護します。「高水位より下の高さ」とした点が誤りです
3 ○(正しい) 建物の柱や壁等に沿わせて配管する場合は、クリップ等のつかみ金具を使用し、1〜2mの間隔で建物に固定します
4 ○(正しい) 給水管は他の埋設物より30cm以上の間隔を確保することを原則とします

選択肢2のポイント(ここが誤り)

資料の書き方はこうです。

給水装置標準計画・施工方法(要旨)

給水管が水路を横断する場合は、原則として水路等の下に給水装置を設置すること。やむを得ず水路等を上越しして設置する場合には、高水位以上の高さに設置し、かつさや管(金属製)等により、防護措置を講じること。

水路の上に置くなら、増水したときに水に浸からない高さにします。高水位より下に置いたら、増水時に管が水中に入ります。

例外のときだけ条件が2つ付く

場合 条件
原則水路等のに設置する
やむを得ず上越し高水位以上の高さに設置する
金属製のさや管等で防護する

この肢は、②のさや管も書いていません。ただし公表正答が指しているのは高さの向きです。

ほかの3つは数値が並ぶ

項目 数値
建物への固定間隔1〜2m(クリップ等のつかみ金具)
他の埋設物との間隔30cm以上

固定間隔を「3〜4m」とした肢は、令和3年 問13に誤りとして出ています。

給水栓取付け部分は特に損傷しやすいので、堅固に取り付けます。

詳細は止水栓の設置と給水管の防護とは?固定は1〜2mの数値を整理で扱っています。

覚え方

  • 水路の横断は原則として下。やむを得ず上越しするなら高水位以上の高さ+金属製のさや管
  • ★理由=高水位より下に置いたら増水時に管が水中に入る
  • 例外のときだけ条件が2つ付く(高さとさや管)
  • 建物への固定は1〜2mの間隔(「3〜4m」とした肢は令和3年に誤り)
  • 他の埋設物とは30cm以上/止水栓はメーターます又は専用の止水栓きょう内に収納

理解度チェック

Q.

水路を横断するときの原則は。

原則として水路等の下に設置します。

Q.

やむを得ず上越しする場合の条件は。

高水位以上の高さに設置し、かつ金属製のさや管等で防護します。

Q.

建物への固定間隔は。

クリップ等のつかみ金具を使用し、1〜2mの間隔です。

> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成30年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問14=(2))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」。水路の横断、建物への固定間隔、他の埋設物との間隔、止水栓の収納は同資料によります。
  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和3年度 学科試験1 問題」問13および同年度の正答番号。固定間隔を「3〜4m」とした肢が誤りとされていることは同問によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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