平成28年度 学科試験2 問49は、給水管に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから適当なものを1つ選びます。
誤りはウだけです。
書かれている性質は、硬質ポリ塩化ビニル管ではなく別の管のものです。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢3(ア正 イ正 ウ誤 エ正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ア=硬質塩化ビニルライニング鋼管は鋼管の内面に硬質塩化ビニルをライニングした管で、機械的強度が大きく耐食性に優れている |
| 2 | ○(正しい) | イ=ステンレス鋼鋼管は鋼管と比べ特に耐食性に優れ、強度的に優れ軽量化しているので取扱いが容易 |
| 3 | ×(誤り) | ウ=硬質ポリ塩化ビニル管が耐熱性・耐寒性・耐食性に優れ、柔軟性に富み、さや管ヘッダ工法や先分岐工法に使われる、としています |
| 4 | ○(正しい) | エ=耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管の用途は給湯・冷温水などで、連続使用許容温度は85度以下 |
架橋ポリエチレン管の性質(資料の要旨)
耐熱性・耐寒性・耐食性に優れ、軽量で柔軟性に富む。管内にスケールが付きにくく流体抵抗が小さい。
肢の文とほぼ同じです。
頭に置かれた管の名前だけが差し替えられています。
| 管 | 性質の方向 |
|---|---|
| 硬質ポリ塩化ビニル管 | 塩化ビニルの管。TS継手(接着剤)・ゴム輪形継手で接合する |
| 架橋ポリエチレン管 | 柔軟性に富む。さや管ヘッダ工法や先分岐工法で使われる |
さや管の中を通すには、曲がる管でなければ入りません。
接着剤で継手を付ける硬い管は、この工法に向きません。
| 管 | 用途・特徴 |
|---|---|
| 硬質塩化ビニルライニング鋼管 | 機械的強度が大きく耐食性に優れる |
| 耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管 | 給湯・冷温水など。連続使用許容温度85度以下 |
ライニング鋼管は、鋼管が強度を、ライニングが耐食性を受け持ちます。
2つの役割を分担しているので、両方の性質が挙がります。
強度的に優れているので薄肉にでき、その結果として軽量になります。
軽いから弱い、ではありません。
詳細はポリエチレン管とポリブテン管の違いは?継手の対応を整理とライニング鋼管とは?管端防食が要る理由と強度・耐食性の分担で扱っています。
さや管ヘッダ工法や先分岐工法に使われる管の性質は。
耐熱性・耐寒性・耐食性に優れ、軽量で柔軟性に富む管です。架橋ポリエチレン管の性質です。
ライニング鋼管の役割分担は。
鋼管が強度を、ライニングが耐食性を受け持ちます。
耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管の連続使用許容温度は。
85度以下です。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月