平成28年度 学科試験2 問50は、直結加圧形ポンプユニットに関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから適当なものを1つ選びます。
誤りはイとウです。
イは圧力タンクの目的を停電時の水の供給としています。ウは組み込まれる機器に副弁付定水位弁を挙げています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢1(ア正 イ誤 ウ誤 エ正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ア=給水装置に設置して中高層建物に直接給水することを目的に開発されたポンプ設備で、必要な構成機器すべてをユニットにしたもの |
| 2 | ×(誤り) | イ=圧力タンクは停電によりポンプが停止したとき、蓄圧機能により圧力タンク内の水を供給することを目的とする、としています |
| 3 | ×(誤り) | ウ=加圧ポンプ、制御盤、圧力タンク、副弁付定水位弁をあらかじめ組み込んだ形式、としています |
| 4 | ○(正しい) | エ=ポンプを複数台設置し、1台が故障しても自動切替えにより給水する機能や、自動的に交互運転する機能を有している |
| 機器 | ユニットに組み込まれるか |
|---|---|
| 加圧ポンプ/制御盤/圧力タンク | 組み込まれる |
| 逆流防止装置 | 組み込まれる |
| 副弁付定水位弁 | 受水槽への給水に使う弁で、この並びに入らない |
副弁付定水位弁は、受水槽の水位を保つための弁です。
直結式には受水槽がないので、出番がありません。
同じ年度の問43イでも副弁付定水位弁が出ていて、そちらは受水槽まわりの故障の話です。
直結増圧式は、配水管の水圧に加圧して押し上げる方式です。
停電すればポンプが止まり、押し上げる力が無くなります。
圧力タンクに水をためて停電時に供給する、という設計にはなっていません。
受水槽式なら水をためてあるので停電中も出ますが、それは直結式の長所ではありません。
| 機能 | 何のためか |
|---|---|
| 自動切替え | 1台が故障しても給水を続ける |
| 自動交互運転 | 運転の偏りがないようにする |
ポンプを複数台置いているから、どちらもできます。
詳細は直結加圧形ポンプユニットとは?吐水圧を決める3つと逆流防止装置の位置で扱っています。
直結加圧形ポンプユニットに組み込まれる機器は。
加圧ポンプ、制御盤、圧力タンク、逆流防止装置等です。
副弁付定水位弁はどこで使うか。
受水槽の水位を保つための弁です。直結式には出てきません。
ポンプを複数台設置する理由は。
1台が故障しても自動切替えで給水を続け、自動交互運転で運転の偏りをなくすためです。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月