給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成27年度 給水装置施工管理法 問51 を解説(証しになるのは残留塩素)

平成27年度 学科試験2 問51は、配水管から分岐して設けられる給水装置工事に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りはウとエです。

ウは穿孔ドリルを外面で選んでいます。エは証しになる項目を替えています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢1(ア正 イ正 ウ誤 エ誤)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) ア=配水管への取付口の位置は、他の給水装置の取付口と30cm以上の離隔を保つ
2 ○(正しい) イ=配水管が鋳鉄管の場合、穿孔端面の腐食を防止する防食コアを装着する
3 ×(誤り) ウ=サドル付分水栓を鋳鉄管に取り付ける場合、鋳鉄管の外面防食塗装に適した穿孔ドリルを使用する、としています。選ぶ基準は内面の仕様です
4 ×(誤り) エ=特に濁りの確認が穿孔した管が水道管の証しとなる、としています。証しとなるのは残留塩素です

この問題のポイント(ここが誤り)

エは5項目のうち1つだけ入れ替えてある

穿孔後に確認する水質は5つです。

水質確認の5項目 水道管の証しになるか
残留塩素これが証しになる
におい/濁り/色/味いずれも確認するが、証しではない

残留塩素は水道水にだけ入っているものです。

平成30年 問51では、同じ文が「特に残留塩素の確認は穿孔した管が水道管であることの証しとなる」と書かれていて、そちらが正しい肢です。

替えられるのは5項目のうちどれを「特に」とするかの1語だけです。

詳細は残留塩素とは?遊離0.1mg/Lと結合0.4mg/Lの使い分けとDPD法で扱っています。

ウは内面と外面の取り違え

配水管の内面仕様 穿孔ドリルの先端角
モルタルライニング管118度
内面エポキシ樹脂粉体塗装管90〜100度

ドリルは配水管の内面仕様で使い分けます。外面防食塗装で選ぶものではありません。

先端角118度のドリルをエポキシ樹脂粉体塗装管に使うと、樹脂が切粉にならず膜が破れ、その膜が数日後に穿孔箇所をふさいで出水不良になります。

詳細はサドル付分水栓とは?穿孔ドリルの先端角118度と90〜100度の使い分けで扱っています。

アとイは数字と部品の名前

項目 中身
他の給水装置の取付口との離隔30cm以上
鋳鉄管の穿孔端面防食コアを装着

防食コアの挿入機は、製造業者及び機種等により取扱いが異なります。

覚え方

  • 穿孔した管が水道管である証しになるのは残留塩素濁りに替えた肢は誤り
  • ★水質確認は5項目=残留塩素・におい・濁り・色・味「特に」がどれに付くかが狙われる
  • ★穿孔ドリルは配水管の内面仕様で選ぶ。外面防食塗装で選ぶとした肢は誤り
  • 取付口の離隔は30cm以上/鋳鉄管の穿孔端面には防食コア

理解度チェック

Q.

穿孔後の水質確認で、水道管である証しになる項目は。

残留塩素です。

Q.

穿孔ドリルは何で使い分けるか。

配水管の内面仕様です。モルタルライニング管が118度、内面エポキシ樹脂粉体塗装管が90〜100度です。

Q.

配水管への取付口と他の給水装置の取付口との離隔は。

30cm以上です。

> 給水装置施工管理法のほかの論点は給水装置施工管理法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成27年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問51=(1))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。取付口の離隔、防食コアの装着、穿孔ドリルの先端角の使い分け、穿孔後の水質確認は同資料によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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