平成27年度 学科試験1 問36は、給水装置工事主任技術者の職務に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから適当なものを1つ選びます。
誤りはイとエです。
イは性能基準に適合していない資機材を使えるとしています。エは竣工検査の代理を認めていません。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢2(ア正 イ誤 ウ正 エ誤)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ア=事前調査において、酸・アルカリに対する防食、凍結防止等の工事の必要性の有無を調べる |
| 2 | ×(誤り) | イ=性能基準に適合していない場合でも主任技術者の判断により使用することができる、としています |
| 3 | ○(正しい) | ウ=道路下の配管工事について、通行者及び通行車両の安全確保の他、ガス管、電力線及び電話線等の保安についても配慮を求められる |
| 4 | ×(誤り) | エ=竣工検査は自らあたらなければならず、現場の従事者を代理としてあたらせることはできない、としています |
「適正な竣工検査を確実に実施するため、自らそれにあたらなければならず、現場の従事者を代理としてあたらせることはできない」という文は、平成27年 問36エと平成29年 問37エの2年度で誤りとして出ています。
竣工検査は現場の従事者を代理としてあたらせることができます。
条文にあるのは「指導監督」で、すべてを自分の手で行うことではありません。
| 肢の書き方 | 出題年度と判定 |
|---|---|
| ガス管、電力線及び電話線等の保安についても配慮を求められる | 平成27年 問36ウ=正しい |
| ガス管、電力線及び電話線等の保安については特に配慮は求められない | 平成28年 問36イ=誤り |
同じ論点を、肯定形と否定形で出し分けています。
道路の下を掘れば他の埋設物に当たるので、配慮が要ります。
主任技術者は、給水管や給水用具が基準適合品であることを確認したうえで使用しなければなりません。
施主から指定されたものであっても、基準に適合していなければ使えません。
現場の状況や本人の判断で、基準を外せるという書き方は成り立ちません。
| 調べること | 中身 |
|---|---|
| 技術的な事項 | 酸・アルカリに対する防食、凍結防止等の必要性 |
| 手続き | 水道事業者の供給規程、関係法令等 |
詳細は給水装置工事主任技術者の職務とは?必ず現場に立ち会う義務はあるのかと自己認証と第三者認証の違いは?JIS適合品はすべて基準適合品かで扱っています。
竣工検査は主任技術者が自ら行わなければならないか。
現場の従事者を代理としてあたらせることができます。
施主から指定された資機材が基準に適合していない場合は。
使用できません。基準適合品であることを確認したうえで使用します。
道路下の工事で配慮する対象は。
通行者及び通行車両の安全確保のほか、ガス管、電力線及び電話線等の保安にも配慮します。
> 給水装置工事事務論のほかの論点は給水装置工事事務論のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月