平成27年度 学科試験2 問49は、給水管に関する問題です。4つの肢から適当なものを1つ選びます。
正しいのは選択肢1です。波状ステンレス鋼管の説明がそのまま並んでいます。
選択肢2は、耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管の説明を「耐衝撃性」に付け替えています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢1
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 正解 | 波状ステンレス鋼管は変位吸収性があり耐震性に富み、波状部で任意の角度を形成でき継手が少なくてすむ |
| 2 | ×(誤り) | 耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管が90℃以下の給湯配管に使用できる、としています。90℃以下の給湯配管に使えるのは耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管です |
| 3 | ×(誤り) | ポリブテン管は架橋ポリエチレン管に比べ管に傷がつきにくく取扱いが容易、としています |
| 4 | ×(誤り) | 銅管は現場での手曲げ配管には適していない、としています |
| 利点 | 中身 |
|---|---|
| 任意の角度を作れる | 波状部で曲げられる |
| 継手が少なくてすむ | 曲がりのたびに継手を入れなくてよい |
変位吸収性があるので、地震や不等沈下による損傷も軽くなります。
詳細はステンレス鋼管とは?薄肉でも強度が優れる理由と波状管との違いで扱っています。
| 管の名前 | 90℃以下の給湯配管 |
|---|---|
| 耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管 | 使用できる |
| 耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管 | この肢は誤りとして出ています |
令和7年 問42では「耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管は90℃以下の給湯配管に使用でき、金属管より温度による伸縮量が大きいため配管方法で伸縮を吸収する」が正しい肢として出ています。
後半の「伸縮量が大きい」はそのまま置いて、管の名前だけを替えてあります。
詳細は硬質ポリ塩化ビニル管とは?耐衝撃性・耐熱性との違いと接着後24時間で扱っています。
「材質により硬質・軟質の2種類がある」ところまでは、令和5年 問44で正しい肢として出ています。
| 肢の後半にある説明 | この説明が付く管 |
|---|---|
| 軽量で柔軟性があり、耐寒性能があることから寒冷地の配管に多く使われる | 水道用ポリエチレン二層管 |
本記事では、誤りとして出題された事実だけを書きます。
手曲げ配管の可否と、ポリブテン管の傷の付きやすさについては、正しい形に踏み込んでいません。
90℃以下の給湯配管に使えるのはどの塩化ビニル管か。
耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管です。耐衝撃性ではありません。
波状ステンレス鋼管の利点は。
波状部で任意の角度を形成でき、継手が少なくてすみます。
「寒冷地の配管に多く使われる」という説明はどの管に付くか。
水道用ポリエチレン二層管です。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月