平成26年度 問26は、配管工事後の耐圧試験と水撃防止に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから適当なものを1つ選びます。
誤りはイとエです。
イは弁を「閉」にしています。エは「全て」と言い切っています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢2(ア正 イ誤 ウ正 エ誤)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ア=加圧圧力や加圧時間を過大にすると、柔軟性のある合成樹脂管や分水栓等の給水用具を損傷するおそれがある |
| 2 | ×(誤り) | イ=止水栓や分水栓の耐圧性能は弁を「閉」状態にしたときの性能で止水性能を確認する試験、としています。止水性の試験ではないので、すべて「開」状態で実施します |
| 3 | ○(正しい) | ウ=水撃作用の発生により振動や異常音がおこり、頻繁に発生すると管の破損や継手の緩みを生じ漏水の原因ともなる |
| 4 | ×(誤り) | エ=水撃防止器具の設置にかかわらず全て水撃限界性能基準を満たすものを用いなければならない、としています。ただし書きがあります |
| 分水栓・止水栓の耐圧試験 | 出題 |
|---|---|
| 止水性の試験ではないので、すべて「開」状態で実施する | 平成29年 問24エ=正しい |
| 弁を「閉」状態にしたときの性能で、止水性能を確認する試験 | 平成26年・平成28年・平成30年・令和2年=誤り |
閉めてしまうと、その先に水圧がかかりません。
配管全体が水圧に耐えるかを見る試験なので、栓は開けたままにします。
詳細は耐圧性能基準とは?1.75MPaと20kPa・加圧装置だけ最大吐出圧力で扱っています。
水撃限界性能基準には、ただし書きがあります。
| 場合 | 基準の適用 |
|---|---|
| ふつうの場合 | 基準を満たすものを用いる |
| 上流側に近接してエアチャンバーその他の水撃防止器具を設置している場合 | この限りでない |
肢はそのただし書きを「設置にかかわらず全て」と打ち消しています。
ただし書きのある基準に「すべて」は付きません。
詳細は水撃作用(ウォータハンマ)とは?流速を遅くする理由と水撃限界性能基準の3つの数値で扱っています。
| 原因 | 起きること |
|---|---|
| 加圧圧力・加圧時間が過大 | 合成樹脂管や分水栓等を損傷する |
| 水撃作用が頻繁に発生 | 管の破損、継手の緩み、漏水 |
分水栓や止水栓の耐圧試験で弁はどうするか。
すべて「開」状態で実施します。止水性の試験ではありません。
水撃限界性能基準が適用されないのはどんな場合か。
上流側に近接してエアチャンバーその他の水撃防止器具を設置している場合です。
耐圧試験の加圧圧力や加圧時間を過大にすると。
合成樹脂管や分水栓等の給水用具を損傷するおそれがあります。
> 給水装置の構造及び性能のほかの論点は給水装置の構造及び性能のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月