一級・二級建築士の勉強法

最終更新日: 2017.09.3

【一級勉強】受注者の責任と設計図の関係について

一級建築士の施工問題で、受注者、監理者、発注者の権利や責任の問題が必ず出題されます。これ案外ややこしくて中途半端に覚えていると罠に引っかかります。

例えばこんな問題。

  • 設計図書において監理者の検査をうけて使用すべきものと指定された工事材料または建築設備の機器で、当該検査に合格しなかったものは、受注者の責任においてこれを引き取る。

受注者の部分が○か✖どちらでしょうか。

 

正解は、○です。ぱっと見、✖かなと思ったりするのですが、よく考えましょう。例えば設計図に書いてある鉄筋を検査することになりました(本当にするかどうかは置いといて)。

そもそも工事材料は設計図に書いてある性能を持つものを、施工側が用意します。設計図通りの性能がない材料が使われていた場合、当然、それを発注した施工側が悪いことは明らか。

よって以上のように、不適切な工事材料が使われていた場合は、受注者の責任なのです。

一方、約款の17条では状況に応じた責任の有無が明記されています。

スポンサーリンク

 

図面に書いてある事由に関しては、受注者はその責任を負わない

例えば次の項目に関する場合、受注者はその責任を負いません。

  • 支給材料
  • 貸与品
  • 図面・仕様書に指定された工事材料、建築設備の機器の性質、施工方法

これは先ほどの内容と似ていますが、少し違う。例えば、図面に明記した鉄筋SD295Aが規定通りの耐力であることを監理者が確認しました。しかし、その耐力が満足しているにも関わらず何らかの問題(事由)が発生した場合、当然、受注者に責任はありません。

ただし、設計図通りの仕事が出来ていない場合、受注者側が責任を負います。例えば、鉄筋の配置が@100のところ@150になっている場合など。

 

ややこしや~。でも頭を整理して考えれば、ごく当たり前のこと。皆さんも、受注者と監理者、発注者の関係には気をつけましょうぜ。

 

こちらも人気の記事です

ピックアップ記事

  1. 耐震性で決める、マンション・アパート選びのポイントについて
  2. 【厳選】設計を辞める人におすすめの前職を活かす転職先5つと、僕がおすすめする転職…
  3. 建築業界の離職率は?新入社員の約〇%が3年以内に離職する建築業界って・・・
  4. 杭施工誤差が生じた時の対処法について
  5. 公務員になりたいなら、土木学科入学をおすすめする3つの理由

関連記事

  1. 一級・二級建築士の勉強法

    一級建築士試験の法規を独学1.5ヶ月で21点取ったコツ6つ

    ども、tyazukeです。あなたは「一級建築士の法規の…

  2. 一級・二級建築士の勉強法

    大学教授 兼 建築家(構造家)って何で許されてるの?

    ども、tyazukeです。学生のころから不思議に思っていた存在…

  3. 一級・二級建築士の勉強法

    【一級建築士】テクニックだけで選択肢を減らす方法を考えてみた【構造】

    学問に王道なしと言います。つまり色んな方法がある、ということ。…

  4. 一級・二級建築士の勉強法

    総合資格学院の講師は、どうすればなれる?

    ども、tyazukeです。総合資格学院の講師陣は全員が非常勤講…

  5. 一級・二級建築士の勉強法

    転職サイトで総合資格のページを読んだら、ダメだしが凄い件

    ども、tyazukeです。転職サイトをみていると前職に対する恨…

スポンサーリンク

最近の記事

Tazukeのおすすめ書籍

  1. 一級・二級建築士の勉強法

    一級建築士の勉強が加速する、短期間で効率的に終わらせる勉強法
  2. 建築屋さんの転職

    設計や仕事で失敗した?失敗の理由、失敗後の体験談、出した答えと現在
  3. 一級・二級建築士の勉強法

    一級建築士の勉強法。独学か予備校か?
  4. 構造設計の話

    直感で構造設計を理解する方法とは?
  5. 建築屋さんの転職

    独立した設計者の仕事ぶりを、リーマン設計士と比較してみた
PAGE TOP