令和7年度 学科試験2 問58は、給水装置工事における品質管理として、穿孔後に確認する水質項目の組み合わせに関する問題です。5つの組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
答えは残留塩素・におい・濁り・味・色の5つです。令和元年・令和4年・令和7年の3年度とも、正解の組み合わせは同じです。
誤りの4つにはpH値かトリハロメタンが混ぜてあります。どちらも器具や検査を要する項目で、現場で穿孔直後に見るものではありません。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢5
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | トリハロメタンが入っています。5項目に含まれません |
| 2 | ×(誤り) | トリハロメタンが入っています。5項目に含まれません |
| 3 | ×(誤り) | pH値が入り、味が抜けています |
| 4 | ×(誤り) | pH値が入り、においが抜けています |
| 5 | 正解 | におい・残留塩素・濁り・味・色の5つです。混ぜ物がなく、抜けもありません |
標準計画は、水質の確認項目を表で定めています。
給水装置標準計画・施工方法 表-4.3 水質の確認項目
残留塩素(遊離) …… 0.1mg/l 以上
におい …… 観察により異常でないこと
味 …… 観察により異常でないこと
色 …… 観察により異常でないこと
濁り …… 観察により異常でないこと
数値を持つのは残留塩素だけで、残り4つは観察による判断です。この線引きが、そのまま誤りの肢を弾く手になります。pH値・トリハロメタンはどちらも測らないと分からない項目なので、混ざっていればその組み合わせは誤りです。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 入る(5項目) | 残留塩素・におい・濁り・味・色 |
| 入らない | pH値・TOC・水温・トリハロメタン |
同じ論点は、項目の組み合わせを問う形だけでなく、水質確認そのものを外させる形でも出ます。令和4年の「不断水分岐作業の場合には、分岐作業終了後に充分に排水すれば、水質確認を行わなくてもよい」は誤りでした。排水しても水質確認は省けません。
竣工時の試験と混同しないことも要点です。使用開始前には管内を洗浄し、通水試験・耐圧試験・水質試験を行います。令和5年・令和7年とも「耐久試験」と書き換えた肢が誤りでした。
詳細は品質管理とは?穿孔後に見る水質5項目と竣工時の試験で扱っています。
穿孔後に確認する水質項目を5つ挙げよ。
残留塩素・におい(臭気)・濁り・味・色です。令和元年・令和4年・令和7年の3年度とも同じ組み合わせが正解でした。
pH値は穿孔後の確認項目に入るか。
入りません。pH値を混ぜた組み合わせは3年度のいずれでも誤りでした。トリハロメタンも同じです。
残留塩素の判定基準はいくらか。
遊離残留塩素で0.1mg/L以上です。ほかの4項目は観察により異常でないこととされています。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月