令和7年度 学科試験1 問13は、給水管の継手及び接合に関する問題です。5つの記述のうち、不適当なものを1つ選びます。
誤りは最後の1つで、条件の側を裏返す型です。外面樹脂被覆継手は継手の外面が樹脂で覆われているので、それを使うなら防食テープは要りません。
「使う場合に必要」とすると逆になります。使わない場合に必要が正しい向きです。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢5(不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ダクタイル鋳鉄管のNS形及びGX形継手は大きな伸縮余裕・曲げ余裕をとっているため、継手の動きで地盤の変動に適応できます |
| 2 | ○(正しい) | 銅管の接合ははんだ接合とろう接合があり、25mm以下の給水管は直管部を胴継ぎとすることができます |
| 3 | ○(正しい) | ステンレス鋼鋼管の伸縮可とう式継手は埋設地盤の変動に対応でき、接合はワンタッチ方式が主です |
| 4 | ○(正しい) | ステンレス鋼鋼管のプレス式継手は専用締付け工具を使用し、短時間に接合でき、高度な技術を必要としません |
| 5 | ×(誤り) | 外面樹脂被覆継手を使用する場合、さらに防食テープを巻く必要はありません。防食処理が要るのは外面樹脂被覆継手を使わない場合です |
条件と結論が裏返っています。
硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ継手には、管端防食継手・樹脂コーティング管継手・外面樹脂被覆継手があります。このうち外面樹脂被覆継手は、名前のとおり継手の外面が樹脂で被覆されているので、それ自体が外面の防食になります。
だから埋設する際に、さらに防食テープを巻く必要はありません。防食テープ等の処理が必要になるのは、外面樹脂被覆継手を「使わない」場合です。
この論点は繰り返し出ています。令和3年にも「使う場合に必要」とした肢が誤りとして出ており、逆に令和5年には「使わない場合に必要」とした肢が正しい肢として出ています。条件の側を裏返す形です。
管種ごとの継手の対応は給水管の接合とは?外面樹脂被覆継手と防食テープ・EF継手の離脱防止、ライニング鋼管そのものはライニング鋼管と管端防食で扱っています。
外面樹脂被覆継手を使用する場合、さらに防食テープを巻く必要はあるか。
ありません。継手の外面が樹脂で被覆されているためです。防食処理が必要なのは外面樹脂被覆継手を使わない場合です。
銅管を胴継ぎにできるのはどの範囲か。
25mm以下の給水管の直管部です。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月