令和7年度 学科試験1 問12は、水道配水用ポリエチレン管・水道給水用ポリエチレン管からの分岐穿孔に関する問題です。4つの記述のうち、不適当なものを1つ選びます。
3つは分岐用サドルの種類・穿孔機・融着の方法で、いずれも正しい記述です。誤っているのは数値が入っている1つだけです。
ポリエチレン管の分岐にはEF(電気融着)を使うものとサドル付分水栓を使うものがあり、前者はEFコントローラで融着します。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢2(不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | サドルの種類は分水EFサドル(カッター内蔵タイプ、止水タイプ)、分水栓付EFサドル、サドル付分水栓の4種類です |
| 2 | ×(誤り) | 取付けをダクタイル鋳鉄管と同様に行う点は正しいものの、サドル部分のボルト・ナットの最終の締付強さの数値が誤りとされています |
| 3 | ○(正しい) | 穿孔機は手動式で、カッターは押し切りタイプと切削タイプがあります。製造者・機種で取り扱いが異なるため取扱説明書を読んで使用します |
| 4 | ○(正しい) | 分水EFサドル・分水栓付EFサドルの取付けは、EFコントローラを用いて配水管のEF接合と同様の方法で融着します |
誤っているのは数値の部分です。
ポリエチレン管にサドル付分水栓を取り付ける手順そのものは、ダクタイル鋳鉄管の場合と同様に行います。ボルトの締め付けを片締めにせず平均して行う点も共通です。
給水装置標準計画・施工方法 3.1 給水管の分岐(解説)
サドル付分水栓等の給水用具の取り付けに際しては、ゴムパッキン等が十分な水密性を保持できるよう、入念に行うこと。また、ボルトの締め付けは、片締めすると分水栓の移動や、ゴムパッキン等の変形を招くおそれがあるので、必ず平均して締め付けなければならない。
ただし、締付トルクの具体的な数値は同資料に記載がありません。そのため本記事では、この肢が誤りとして出題された事実のみを記し、正しい数値には踏み込みません。締付トルクは製造者の取扱説明書によります。
ポリエチレン管の種類と継手はポリエチレン管とポリブテン管の違いは?継手の対応を整理、EF継手の接合は給水管の接合で扱っています。
水道配水用ポリエチレン管に使うサドルは何種類あるか。
4種類です。分水EFサドル(カッター内蔵タイプ、止水タイプ)、分水栓付EFサドル、サドル付分水栓です。
EFサドルはどのように取り付けるか。
EFコントローラを用いて、配水管のEF接合と同様の方法で融着します。
> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月