令和6年度 学科試験2 問54は、給水装置工事の施工管理に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢4です。断水工事日を協議する相手は水道事業者で、道路管理者ではありません。
相手だけを差し替える型です。「それを基準日とし天候等を考慮した工程を組む」という後半は、そのまま正しい記述です。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 水道事業者、需要者(発注者)等が常に施工状況の確認ができるよう、必要な資料、写真の取りまとめを行っておきます |
| 2 | ○(正しい) | 工事着手に先立ち、現場付近住民に対し工事内容について具体的な説明を行い、施工について十分な協力が得られるよう努めます |
| 3 | ○(正しい) | 労働災害の発生事例や災害防止の手法にかかわる書籍等を参考に、工事従事者の身の安全を図るための努力を怠ってはなりません |
| 4 | ×(誤り) | 断水工事日は水道事業者との協議に基づいて設定されます。「道路管理者との協議」とした点が誤りです |
誤っているのは相手の一語だけです。
配水管を断水して給水管を分岐する工事の断水工事日は、水道事業者との協議に基づいて設定されます。この記述は令和3年に、水道事業者を相手として正しい肢で出ています。
この分野で相手が入れ替えられる箇所を並べます。
| 場面 | 正しい相手 | 誤りとして出た相手 |
|---|---|---|
| 断水工事日の設定 | 水道事業者との協議 | 道路管理者(令和6年) |
| 道路内の埋戻し土の承諾 | 道路管理者 | 水道事業者(令和4年・6年・7年) |
| 施工計画書の周知 | 工事従事者 | 付近住民 |
断水と埋戻し土は、相手がちょうど入れ替わっています。断水は水を止める話なので水道事業者、埋戻しは道路を掘り返す話なので道路管理者、と場面から戻せます。
選択肢2の「付近住民に説明」は正しい記述です。施工計画書を周知する相手は工事従事者ですが、工事着手に先立つ説明の相手は付近住民です。同じ「説明・周知」でも、対象と場面が別なので混同しないようにします。
詳細は給水装置工事の工程管理とは?事前準備は現地調査・工程表はバーチャートで扱っています。
配水管を断水して分岐する工事は、誰との協議で断水工事日が決まるか。
水道事業者です。道路管理者との協議とした肢は令和6年に誤りでした。
道路内の埋戻し土の承諾は誰から受けるか。
道路管理者です。水道事業者とした肢は令和4年・令和6年・令和7年の3年度とも誤りでした。
工事着手に先立って説明する相手は誰か。
現場付近住民です。工事内容について具体的な説明を行い、施工について十分な協力が得られるよう努めます。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月