令和6年度 学科試験1 問28は、金属管の防食に関する語句の組み合わせの問題です。5つの組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
入るのは管頂部・防食コアを挿入・マグネシウムなどです。
3つとも、防食工の名前と場所を知っていれば埋まります。スリーブの重ね部分を管頂部に持ってくるのは、土砂の埋め戻し時の影響を避けるためです。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢1(ア=管頂部/イ=防食コアを挿入/ウ=マグネシウムなど)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 正解 | 管頂部・防食コアを挿入・マグネシウムなどです |
| 2 | ×(誤り) | アを管底部としています |
| 3 | ×(誤り) | ウをチタニウムなどとしています |
| 4 | ×(誤り) | アを管底部、イを防食塗料を塗布、ウをチタニウムなどとしています |
| 5 | ×(誤り) | アを管底部、イを防食塗料を塗布としています |
3つの空欄はそれぞれ別の防食工です。
| 空欄 | 答え | 理由 |
|---|---|---|
| ア | 管頂部 | 重ね部分(三重部)を上に来るように施工し、土砂の埋め戻し時の影響を避ける |
| イ | 防食コアを挿入 | 穿孔した通水口の防錆措置。塗料を塗るのではない |
| ウ | マグネシウムなど | 管より低い標準単極電位を持つ金属。亜鉛・マグネシウム・アルミニウム等 |
低電位金属体の接続埋設法で使うのは、管より電位の低い金属です。亜鉛・マグネシウム・アルミニウム等が該当し、チタニウムではありません。両者間の固有電位差を利用する、一種の外部電源法です。
防食工には、このほか次のものがあります。
| 防食工 |
|---|
| 通水口への防食コアの挿入 |
| 鋳鉄管の切口面へのダクタイル管補修用塗料 |
| 内面ライニング管/管端防食継手 |
電食防止対策としては、管路に電気的絶縁継手を挿入して管の電気的抵抗を大きくし、流出入する漏えい電流を減らす絶縁接続法もあります。この説明は令和5年に正しい肢として出ています。
詳細は金属管の侵食とは?マクロセルとミクロセルの違いと侵食されるのはどちら側かで扱っています。
ポリエチレンスリーブの重ね部分はどこに来るように施工するか。
管頂部です。土砂の埋め戻し時の影響を避けるためです。
穿孔した通水口にはどんな防錆措置を施すか。
防食コアを挿入するなどの措置です。
低電位金属体の接続埋設法で使う金属は何か。
管より低い標準単極電位を有する金属で、亜鉛・マグネシウム・アルミニウム等です。
> 給水装置の構造及び性能のほかの論点は給水装置の構造及び性能のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月