給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和6年度 給水装置の構造及び性能 問27 を解説(電気侵食と自然侵食が先)

令和6年度 学科試験1 問27は、侵食の種類を示す図の語句の組み合わせに関する問題です。4つの組み合わせから、適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

入るのは電気侵食・自然侵食・マクロセル侵食・ミクロセル侵食です。

分岐は2段階です。まず電気侵食と自然侵食に分かれ、そのうち自然侵食だけがマクロセルとミクロセルに分かれます。

※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。

正解:選択肢4(ア=電気侵食/イ=自然侵食/ウ=マクロセル侵食/エ=ミクロセル侵食)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) アをマクロセル侵食としています。1段目は電気侵食と自然侵食です
2 ×(誤り) アをミクロセル侵食としています
3 ×(誤り) ア・イは正しいものの、ウ・エを入れ替えています
4 正解 電気侵食・自然侵食・マクロセル侵食・ミクロセル侵食です

選択肢4のポイント(ここが正解)

2段階の分岐と、その下にぶら下がる侵食を並べます。

1段目 2段目 中身
電気侵食(分かれない)漏洩電流による侵食/干渉による侵食
自然侵食マクロセル侵食異種金属接触侵食/コンクリート・土壌系侵食/通気差侵食
ミクロセル侵食一般土壌侵食/バクテリア侵食/大気中の侵食

漏洩電流は自然侵食ではなく電気侵食です。令和7年は、漏えい電流による侵食を「マクロセル侵食」、異種金属接触を「ミクロセル侵食」と呼んだ肢が誤りでした。異種金属接触はマクロセル侵食のほうに入ります。

この分野は、侵食の分類だけでなくどちら側が侵食されるかも繰り返し問われます。

正しい向き 誤りとして出た書き換え
自然電位の低い金属が侵食される高い金属(令和元年)
電流が金属管から流出する部分に侵食が起きる流入する部分(令和5年)

侵食の出題は令和元年から令和7年までで5年度あり、令和4年だけ出題がありません。

詳細は金属管の侵食とは?マクロセルとミクロセルの違いと侵食されるのはどちら側かで扱っています。

覚え方

  • 1段目=電気侵食と自然侵食。2段目に分かれるのは自然侵食だけ
  • マクロセル=異種金属接触・コンクリート/土壌系・通気差
  • ミクロセル=一般土壌・バクテリア・大気中
  • 漏洩電流・干渉は電気侵食(自然侵食ではない)。マクロセルと呼んだ肢は令和7年に誤り
  • 侵食されるのは自然電位の低い金属/電流が流出する部分(どちらも逆にした肢が誤り)

理解度チェック

Q.

異種金属接触侵食は、電気侵食と自然侵食のどちらに入るか。

自然侵食のマクロセル侵食です。令和7年に、これをミクロセル侵食とした肢が誤りでした。

Q.

ミクロセル侵食に入るのは何か。

一般土壌侵食、バクテリア侵食、大気中の侵食です。

Q.

異種金属が接触したとき、侵食されるのはどちらか。

自然電位の低いほうです。「高い金属が侵食される」とした肢は令和元年に誤りでした。

> 給水装置の構造及び性能のほかの論点は給水装置の構造及び性能のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和6年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問27=(4))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 侵食の分類(電気侵食/自然侵食→マクロセル侵食・ミクロセル侵食)は、令和6年 学科試験1 問27の図と公表正答によります。標準計画は本文で図-3.9.3.1を挙げていますが、公開されているPDFに当該の図は収録されていません。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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