令和6年度 学科試験1 問19は、水道法施行規則第36条第1項第2号に規定する「適切に作業を行うことができる技能を有する者」の定義に関する穴埋め問題です。5つの組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
入るのは穿孔・水道メーター・配水管・正確な作業です。
ウの「配水管」を「給水管」に差し替える形が繰り返し出ています。分岐のときに壊すと困るのは、多数の需要者へ水を送る本管である配水管の側です。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢3(ア=穿孔/イ=水道メーター/ウ=配水管/エ=正確な作業)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | ア穿孔は正しいものの、イを止水栓、エを技術上の管理としています |
| 2 | ×(誤り) | アを維持管理、ウを給水管としています |
| 3 | 正解 | 穿孔・水道メーター・配水管・正確な作業です |
| 4 | ×(誤り) | アを維持管理、ウを給水管としています |
| 5 | ×(誤り) | アを維持管理、イを止水栓、エを技術上の管理としています |
通知が定義を示しています。
「技能を有する者」の定義(通知)
規則第36条第2号に規定する「適切に作業を行うことができる技能を有する者」とは、配水管への分水栓の取付け、配水管のせん孔、給水管の接合等の配水管から給水管を分岐する工事に係る作業及び当該分岐部から水道メーターまでの配管工事に係る作業について、配水管その他の地下埋設物に変形、破損その他の異常を生じさせることがないよう、適切な資機材、工法、地下埋設物の防護の方法を選択し、正確な作業を実施することができる者をいう。
通知は「せん孔」とかなで書いていますが、出題では「穿孔」の字が使われます。
ウを「給水管」とした肢が繰り返し出ます。配水管は多数の需要者へ水を送る本管なので、分岐のときに変形や破損を起こせば断水や濁水が広い範囲に出ます。この号が求めているのは、その一区間だけを技能で守ることです。
エの「技術上の管理」も引っかけです。これは給水装置工事主任技術者の職務の語で、技能を有する者の定義には出てきません。
この定義の穴埋めは、空欄の位置を変えながら4年度で出ています。
| 出題年度 | 隠された語 |
|---|---|
| 令和元年・3年・6年 | 穿孔・水道メーター・配水管・正確な作業 |
| 令和4年 | 水道メーター・資機材・工法・防護(空欄の位置が違う) |
技能を有する者として想定されているのは、水道事業者等の試験や講習で資格を与えられた配管工、職業能力開発促進法に規定する配管技能士などです。主任技術者の免状とは別の資格で、主任技術者が技能を有する者を兼ねなければならないという決まりはありません。
詳細は水道法施行規則第36条とは?指定給水装置工事事業者の事業の運営の基準で扱っています。
定義の「配水管の( )」に入る語は何か。
穿孔です。維持管理や点検とした肢は誤りでした。
変形・破損を生じさせてはならないのはどの管か。
配水管その他の地下埋設物です。給水管とした肢は誤りでした。
技能を有する者を従事させる工事の範囲はどこまでか。
配水管から分岐して給水管を設ける工事と、取付口から水道メーターまでの工事です。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月