給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和6年度 給水装置工事法 問10 を解説(確認するのは弁体が全開か)

令和6年度 学科試験1 問10は、サドル付分水栓穿孔に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢3です。取り付ける前に確認するのは弁体が全開状態かどうかで、全閉状態ではありません。

同じ一語の書き換えが、令和元年・令和3年・令和6年の3年度で誤りとして出ています。ほかの確認事項(パッキン・塗装面・ねじ)はそのままなので、弁体の状態だけを見ます。

※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。

正解:選択肢3

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 穿孔作業は、刃先が管面に接するまでハンドルを静かに回転し、接触を確認の上、刃先を少し戻してから穿孔を開始します
2 ○(正しい) ボルトナットの締付けは、全体に均一になるよう左右均等に行います
3 ×(誤り) 取り付ける前に確認するのは、弁体が「全開状態」になっているかどうかです。「全閉状態」とした点が誤りです
4 ○(正しい) サドル付分水栓の頂部に穿孔機を静かに載せ、袋ナットを締め付けて一体となるように固定します

選択肢3のポイント(ここが誤り)

穿孔する前の段階なので、弁は開いていなければ刃が通りません。「全閉状態」とした肢は、令和元年・令和3年・令和6年の3年度とも誤りとして出ています。

この論点で誤りにされる箇所は4つに絞れます。どれも一語だけの書き換えです。

誤りとして出た記述 出題年度
取付け前の確認で「弁体が全閉状態になっているか」とする令和元年・3年・6年
先端角を「モルタル90〜100°/エポキシ118°」と逆にする令和3年・6年・7年
穿孔箇所に「防錆剤を塗布する」とする令和7年
排水用ホースの先端を「下水溝に直接接続し確実に排水する」とする令和3年

正しい肢のほうも押さえておきます。配水管の管軸頂部にその中心線が来るように取り付け、給水管の取出し方向および管軸方向から見て傾きがないことは、正しい記述として出ています。

詳細はサドル付分水栓とは?穿孔ドリルの先端角118度と90〜100度の使い分けで扱っています。

覚え方

  • 取付け前に確認するのは弁体が全開状態か。全閉とした肢は令和元年・3年・6年の3年度とも誤り
  • 穿孔は刃先が管面に接するまで静かに回し、少し戻してから開始する
  • ボルトナットは全体に均一・左右均等に締める(片締めしない)
  • ★ほかの誤りの型=先端角の逆/防錆剤を塗布(令和7年)/排水ホースを下水溝に直接接続(令和3年)
  • 正しい肢=管軸頂部に中心線が来るように取り付け、取出し方向・管軸方向から見て傾きがないこと

理解度チェック

Q.

サドル付分水栓を取り付ける前に、弁体はどの状態か。

全開状態です。「全閉状態になっているか」とした肢は令和元年・令和3年・令和6年の3年度とも誤りでした。

Q.

穿孔の開始手順は。

刃先が管面に接するまでハンドルを静かに回転させ、接触を確認したうえで刃先を少し戻してから穿孔を開始します。

> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和6年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問10=(3))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。サドル付分水栓の取付けと穿孔の手順は同資料3.3によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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