令和6年度 学科試験1 問38は、給水装置の構造及び材質の基準に関する省令に関する問題です。4つの記述の正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはアとウです。
アは数を減らしています。性能基準は7項目で5項目ではありません。ウは給水管に要る性能を取り違えています。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢1(ア=誤/イ=正/ウ=誤/エ=正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 技術的細目である性能基準は7項目です。「5項目」とした点が誤りです |
| 2 | ○(正しい) | 性能基準適合品の証明は、自己認証・第三者認証のほかに、JIS認証及び日本水道協会による団体規格等の検査合格品があります |
| 3 | ×(誤り) | 給水管に必要なのは耐圧性能と浸出性能です。「耐久性能と浸出性能」とした点が誤りです |
| 4 | ○(正しい) | 使用可能か否かを指定給水装置工事事業者、水道事業者等が判断するために、製品等に認証マークが表示されています |
性能基準は7項目です。
| 性能基準(7項目) | |
|---|---|
| 1 | 耐圧 |
| 2 | 浸出 |
| 3 | 水撃限界 |
| 4 | 逆流防止 |
| 5 | 負圧破壊 |
| 6 | 耐寒 |
| 7 | 耐久 |
「5項目」とした肢は令和6年に誤りとして出ています。この7つの並びは令和元年に正しい肢として出ました。
ウは、すべての製品に7項目が要るわけではないという点が要点です。省令は条ごとに対象を決めています。
| 対象 | 必要な性能 |
|---|---|
| 給水管 | 耐圧・浸出 |
| 弁類 | 耐久(単体の弁類に限る) |
耐久は弁類の基準で、給水管の基準ではありません。「給水管は、耐久性能と浸出性能が必要」とした肢は令和6年に誤りでした。
イは正しい肢ですが、似た形で誤りにされる肢があるので区別が要ります。
| 書かれ方 | 正誤 | 出題年度 |
|---|---|---|
| 証明方法としてJIS認証や団体規格等の検査合格品がある | 正 | 令和6年 |
| JIS規格に適合している製品はすべて性能基準適合品である | 誤 | 令和5年・令和7年 |
詳細は自己認証と第三者認証の違いは?JIS適合品はすべて基準適合品かで扱っています。
構造材質基準省令の性能基準は何項目か。
7項目です。耐圧・浸出・水撃限界・逆流防止・負圧破壊・耐寒・耐久で、5項目とした肢は令和6年に誤りでした。
給水管に必要な性能は何か。
耐圧性能と浸出性能です。耐久は弁類の基準で、「給水管は耐久性能と浸出性能が必要」とした肢は令和6年に誤りでした。
JIS規格に適合していれば性能基準適合品といえるか。
すべてがそうとはいえません。「すべて性能基準適合品である」とした肢は令和5年と令和7年に誤りで、証明方法としてJIS認証があること自体は正しい肢として出ています。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月