令和5年度 学科試験1 問19は、ダクタイル鋳鉄管の接合形式の組み合わせに関する問題です。図に示された3つの接合例について、4つの組み合わせから適当なものを1つ選びます。
入るのはT形・GX形・K形です。
図に書かれた部品の名前が、そのまま手がかりになります。3つの形式は、ボルトと押輪があるか、ロックリングがあるかで分かれます。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢3(ア=T形/イ=GX形/ウ=K形)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | アをK形、イをGX形、ウをT形としています |
| 2 | ×(誤り) | イをK形、ウをGX形としています |
| 3 | 正解 | T形・GX形・K形です |
| 4 | ×(誤り) | アをK形、イをT形、ウをGX形としています |
見分けは2つの部品で決まります。
| 形式 | 図に描かれる部品 |
|---|---|
| K形 | ボルトナットと押輪がある |
| GX形 | ロックリング(ロックリングホルダ・挿し口突部)がある |
| T形 | どちらも無い(ゴム輪・受口・挿し口のみ) |
部品の名前を覚えるのではなく、「ボルトと押輪があるか」「ロックリングがあるか」の2つを順に見れば決まります。どちらも無ければT形です。
継手の系統も押さえます。
給水装置標準計画・施工方法 3.8 配管工事 9)ダクタイル鋳鉄管の接合
(1) メカニカル継手 メカニカル継手には、A形、K形、SII形等がある。
(2) プッシュオン継手 プッシュオン継手には、T形等がある。
ボルトで締めるのがメカニカル継手、押し込むのがプッシュオン継手です。K形にボルトと押輪が描かれるのは、メカニカル継手だからです。
GX形とNS形は、この2系統のどちらにも名前が挙がっていませんが、過去問には出てきます。「NS形及びGX形継手は、大きな伸縮余裕、曲げ余裕をとっているため、管体に無理な力がかかることなく継手の動きで地盤の変動に適応することができる」は、令和4年と令和7年の2年度とも正しい肢です。
詳細はダクタイル鋳鉄管とは?黒鉛が球状だから靱性に富む理由と継手の見分け方で扱っています。
図にボルトナットと押輪が描かれていたら何形か。
K形です。ロックリングが描かれていればGX形、どちらも無ければT形になります。
ダクタイル鋳鉄管の継手は何系統に分かれるか。
メカニカル継手とプッシュオン継手です。メカニカル継手にはA形・K形・SII形、プッシュオン継手にはT形があります。
NS形・GX形継手の特徴は。
大きな伸縮余裕、曲げ余裕をとっているため、管体に無理な力がかかることなく継手の動きで地盤の変動に適応できます。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月