給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和5年度 給水装置工事法 問18 を解説(EF継手の離脱防止対策は不要)

令和5年度 学科試験1 問18は、給水管の接合に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢4です。EF継手は接合部が一体化するので、異形管部分の離脱防止対策は不要です。

前半の「長尺の陸継ぎが可能」は正しく、末尾の「必要である」だけが違います。同じ文が年度によって「不要」「必要」と書き分けられます。

※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。

正解:選択肢4

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 銅管のろう接合とは、管の差込み部と継手受口との伱間にろうを加熱溶解して、毛細管現象により吸い込ませて接合する方法です
2 ○(正しい) ダクタイル鋳鉄管の接合にはダクタイル鋳鉄継手用滑剤を使用し、塩化ビニル管用滑剤やグリース等の油剤類は使用しません
3 ○(正しい) 硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ継手に外面樹脂被覆継手を使用しない場合は、埋設の際、防食テープを巻く等の防食処理等を施す必要があります
4 ×(誤り) EF継手は接合部が一体化するので、異形管部分の離脱防止対策は不要です。「必要である」とした点が誤りです

選択肢4のポイント(ここが誤り)

同じ文の末尾が、年度によって書き分けられています。

書かれ方 正誤 出題年度
長尺の陸継ぎが可能で、異形管部分の離脱防止対策が不要令和3年
同じ文の末尾を「離脱防止対策は必要である」に変える令和5年

EF接合により接合部が一体化するので、抜ける方向の力に対して別の対策を足す必要がありません。

選択肢3も、同じ論点の裏側です。

書かれ方 正誤 出題年度
外面樹脂被覆継手を使用しない場合は防食処理等を施す令和5年
外面樹脂被覆継手を使用する場合は防食テープを巻く等の処理が必要令和3年・令和7年

使う・使わないが1文字違うだけで正誤が変わります。被覆されているものにさらにテープを巻く必要はない、と考えれば向きが戻せます。

選択肢2の滑剤も繰り返し出ます。塩化ビニル管用滑剤やグリース等の油剤類は使いません。この記述は令和3年・令和5年・令和7年の3年度とも正しい肢として出ています。

詳細は給水管の接合とは?外面樹脂被覆継手と防食テープ・EF継手の離脱防止で扱っています。

覚え方

  • EF継手は異形管部分の離脱防止対策が不要。「必要」とした肢は令和5年に誤り
  • ★理由=EF接合により接合部が一体化するから
  • 同じ文の末尾が年度によって「不要」「必要」と書き分けられる(令和3年は不要で正しい肢)
  • ★外面樹脂被覆継手は使わない場合に防食処理が要る(使う場合とした肢は令和3年・令和7年に誤り)
  • ダクタイル鋳鉄管には専用の継手用滑剤。塩化ビニル管用滑剤やグリース等の油剤類は使わない

理解度チェック

Q.

EF継手による接合で、異形管部分の離脱防止対策は必要か。

不要です。EF接合により接合部が一体化するためで、必要とした肢は令和5年に誤りとして出題されています。

Q.

外面樹脂被覆継手を使う場合、防食テープは必要か。

不要です。使用しない場合に防食処理等を施します。必要とした肢は令和3年と令和7年のどちらも誤りでした。

Q.

ダクタイル鋳鉄管の接合に使う滑剤は。

ダクタイル鋳鉄継手用滑剤です。塩化ビニル管用滑剤やグリース等の油剤類は使用しません。

> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和5年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問18=(4))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。管種ごとの接合方法、ダクタイル鋳鉄継手用滑剤は同資料3.8によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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