令和5年度 学科試験1 問17は、給水装置の構造及び材質の基準に関する省令に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢3です。
前半の「口径や流量が最大の給水管」までは資料の定義と合っています。後半で付け足された限定が、資料には見あたりません。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 給水管及び給水用具は、最終の止水機構の流出側に設置される給水用具を除き、耐圧のための性能を有するものでなければなりません |
| 2 | ○(正しい) | 給水装置の接合箇所は、水圧に対する充分な耐力を確保するためにその構造及び材質に応じた適切な接合が行われているものでなければなりません |
| 3 | ×(誤り) | 公表正答はこの記述を誤りとしています。詳細は下記の参考資料を参照してください |
| 4 | ○(正しい) | 家屋の主配管は、配管の経路について構造物の下の通過を避けることなどにより漏水時の修理を容易に行うことができるようにします |
標準計画は、主配管を次のように定めています。
給水装置標準計画・施工方法(家屋の主配管)
主配管とは、枝管が取り付けられる口径や流量が最大の給水管をいい、家屋の基礎の外回りに布設することを原則とする。
「口径や流量が最大の給水管」という部分は設問と同じです。資料が加えているのは「枝管が取り付けられる」という説明と、布設場所の原則です。設問が付け足した「配水管からの取り出し管と同口径の部分の配管がこれに該当する」という限定は、資料には見あたりません。
選択肢1の除外は、条文がかっこ書きで定めています。
給水装置の構造及び材質の基準に関する省令 第1条第1項
給水装置(最終の止水機構の流出側に設置されている給水用具を除く。以下この条において同じ。)は、次に掲げる耐圧のための性能を有するものでなければならない。
除かれるのは、大気圧式バキュームブレーカやシャワーヘッド等です。最終の止水機構を閉止することにより漏水等を防止できることが、除外の理由の一つとされています。
この除外は、向きを変えて繰り返し問われます。令和4年は逆向きに「最終の止水機構の流出側に設置される給水用具を含む」とした形で出ています。
選択肢4の主配管の経路は、条文にも同じ内容があります。構造物の下の通過を避けることで、漏水時の修理を容易にします。
詳細は耐圧性能基準とは?1.75MPaと20kPa・加圧装置だけ最大吐出圧力で扱っています。
耐圧性能の対象から除かれるのはどんな給水用具か。
最終の止水機構の流出側に設置されるものです。大気圧式バキュームブレーカやシャワーヘッド等が該当します。
標準計画は家屋の主配管をどう定義しているか。
枝管が取り付けられる口径や流量が最大の給水管をいい、家屋の基礎の外回りに布設することを原則としています。
家屋の主配管の経路で避けるべきことは。
構造物の下の通過です。避けることなどにより漏水時の修理を容易に行えるようにします。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月