令和5年度 学科試験1 問12は、水道管の埋設深さ及び占用位置に関する語句の組み合わせの問題です。5つの組み合わせから、正しいものを1つ選びます。
入るのは1.2・0.6・道路管理者・0.3です。
アとイは政令の条文がそのまま引用されているので、条文を知っていれば2つ同時に決まります。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢4(ア=1.2/イ=0.6/ウ=道路管理者/エ=0.3)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | アを0.9、ウを水道事業者としています |
| 2 | ×(誤り) | アを0.9、エを0.2としています |
| 3 | ×(誤り) | イを0.5、ウを水道事業者としています |
| 4 | 正解 | 1.2・0.6・道路管理者・0.3です |
| 5 | ×(誤り) | イを0.5、ウを水道事業者、エを0.2としています |
アとイは、政令の条番号まで設問に書かれています。
道路法施行令 第11条の3第1項第2号ロ
水管又はガス管の本線を埋設する場合においては、その頂部と路面との距離は一・二メートル(工事実施上やむを得ない場合にあつては〇・六メートル)を超えていること。
1.2mと0.6mはセットで、どちらか片方を変える形で誤りが作られます。この問題では0.9mと0.5mが用意されていました。
ウは相手の差し替えです。土被りを標準又は規定値までとれない場合に協議するのは道路管理者で、水道事業者ではありません。道路の下にどう埋めるかという話なので、相手は道路の側です。
エの0.3mは、場所が違う数値です。
| 場所 | 深さ | 根拠 |
|---|---|---|
| 道路部分 | 頂部と路面との距離が1.2m(やむを得ない場合は0.6m)を超える | 道路法施行令 |
| 宅地部分 | 0.3m以上を標準 | 給水装置標準計画・施工方法 |
0.3mを道路や浅層埋設の歩道部に当てはめた肢は誤りになります。令和元年と令和6年には「浅層埋設が適用される場合、歩道部における水道管の埋設深さは、管路の頂部と路面との距離は0.3m以下としない」とした肢が誤りとして出ています。
詳細は給水管の埋設深さは何mか?道路1.2mと宅地0.3mの使い分けで扱っています。
道路部分の埋設深さの基準は。
頂部と路面との距離が1.2m、工事実施上やむを得ない場合は0.6mを超えていることです。道路法施行令第11条の3第1項第2号ロによります。
土被りを規定値までとれない場合、誰と協議するか。
道路管理者です。必要な防護措置を施します。
宅地部分の埋設深さはいくらを標準とするか。
荷重、衝撃等を考慮して0.3m以上を標準とします。道路部分の数値とは別物です。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月