令和5年度 学科試験1 問13は、水道管の明示に関する問題です。5つの記述の正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはアとウです。
アは全国統一のものを事業者ごとにしています。ウは決められている位置を「任意」に変えています。どちらも自由度を広げる書き換えです。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢3(ア=誤/イ=正/ウ=誤/エ=正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 明示テープの地色は建設省道路局の通達に基づき全国で統一されています。「道路管理者ごとに定められており」とした点が誤りです |
| 2 | ○(正しい) | 水道事業者によっては、管の天端部に連続して明示テープを設置することを義務付けている場合があります |
| 3 | ×(誤り) | 明示シートは設置する位置まで決められています。「任意の位置に設置してよい」とした点が誤りです |
| 4 | ○(正しい) | 道路部分に布設する口径75mm以上の給水管に明示テープを設置する場合は、埋設物の名称、管理者、埋設年を表示します |
地色は通達に基づくもので、全国共通です。
| 管 | 地色 |
|---|---|
| 水道管 | 青 |
| ガス管 | 緑 |
| 下水道管 | 茶 |
この色の組み合わせは令和4年に正しい肢として出ています。全国で統一されていなければ、他の埋設物と見分ける役に立ちません。
アとウは、繰り返し同じ形で出ています。
| 誤りとして出た記述 | 出題年度 |
|---|---|
| 明示テープの地色は「道路管理者ごとに定められており、その指示に従い施工する」 | 令和元年・令和5年 |
| 明示シートは「指定する仕様のものを任意の位置に設置してよい」 | 令和元年・4年・5年 |
明示シートを「任意の位置」とした肢は3年度とも誤りです。設置位置が決まっているからこそ、掘削時に管の存在を知らせる役に立ちます。
エの表示事項は3つです。埋設物の名称・管理者・埋設年で、対象は道路部分に布設する口径75mm以上の給水管です。
詳細は給水管の埋設深さは何mか?道路1.2mと宅地0.3mの使い分けで扱っています。
明示テープの地色は誰が定めているか。
建設省道路局の通達に基づくもので、全国で統一されています。「道路管理者ごとに定められている」とした肢は令和元年と令和5年に誤りでした。
明示シートは任意の位置に設置してよいか。
よくありません。設置する位置まで決められており、「任意の位置に設置してよい」とした肢は令和元年・令和4年・令和5年の3回とも誤りでした。
明示テープには何を表示するか。
埋設物の名称、管理者、埋設年です。対象は道路部分に布設する口径75mm以上の給水管です。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月