給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和5年度 給水装置の概要 問45 を解説(熱源は大気熱)

令和5年度 学科試験2 問45は、給水用具に関する問題です。4つの記述の正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りはウとエです。

ウは水を貯える場所を変えています。エは熱源を差し替えています。

※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。

正解:選択肢2(ア=正/イ=正/ウ=誤/エ=誤)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 冷水機は冷却タンクで給水管路内の水を任意の一定温度に冷却し、押ボタン式又は足踏式の開閉弁を操作して冷水を射出する給水用具です
2 ○(正しい) 瞬間湯沸器は器内の熱交換器で熱交換を行い、水が熱交換器を通過する間にガスバーナ等で加熱する構造です
3 ×(誤り) 貯湯湯沸器が水を貯えるのは貯湯槽内です。「給水管路内に貯えた水」とした点が誤りです
4 ×(誤り) 自然冷媒ヒートポンプ給湯機の熱源は大気熱です。「太陽光」とした点が誤りです

選択肢ウ・エのポイント(ここが誤り)

エの熱源は、器具と熱源の両方向で差し替えられます。

書かれ方 正誤 出題年度
自然冷媒ヒートポンプ給湯機は熱源に大気熱を利用令和3年・令和4年
自然冷媒ヒートポンプ給湯機は熱源に太陽光を利用令和5年
電気温水器は熱源に大気熱を利用令和3年

大気熱と自然冷媒ヒートポンプ給湯機を一組にして持てば、どちら側を差し替えられても対応できます。

ウは、貯湯湯沸器の構造です。給水管に直結し、有圧のまま貯湯槽内に貯えた水を加熱する構造です。「給水管路内に貯えた水」では、管の中に水を溜めることになってしまいます。

3つの湯沸器は、水をどう扱うかで見分けます。

見分ける手がかり
瞬間器内の熱交換器で熱交換。水が通過する間に加熱する
貯蔵ボールタップを備えた器内の容器に貯水した水を加熱する
貯湯給水管に直結し、貯湯槽内に貯えた水を加熱する

貯湯湯沸器は湯温に連動して自動的に燃料通路を開閉あるいは電源を入り切りする機能を持ちます。この部分は設問でも正しく書かれています。

詳細は湯沸器の種類は?瞬間・貯蔵・貯湯の違いとボイラーの扱いを整理で扱っています。

覚え方

  • 自然冷媒ヒートポンプ給湯機の熱源は大気熱。太陽光とした肢は令和5年に誤り
  • 大気熱と自然冷媒ヒートポンプ給湯機を一組で持つと、どちら側を差し替えられても対応できる
  • ★同型=電気温水器を大気熱とした肢(令和3年に誤り)
  • ★貯湯湯沸器が水を貯えるのは貯湯槽内。「給水管路内」では管の中に溜めることになる
  • 見分け=熱交換器を通過=瞬間/ボールタップ=貯蔵/給水管に直結し貯湯槽内=貯湯

理解度チェック

Q.

自然冷媒ヒートポンプ給湯機の熱源は何か。

大気熱です。太陽光としたのが令和5年、器具を電気温水器としたのが令和3年で、どちらも誤りでした。

Q.

貯湯湯沸器はどこに水を貯えるか。

貯湯槽内です。給水管に直結し、有圧のまま貯えた水を加熱します。

Q.

冷水機はどんな給水用具か。

冷却タンクで給水管路内の水を任意の一定温度に冷却し、押ボタン式又は足踏式の開閉弁を操作して冷水を射出する給水用具です。

> 給水装置の概要のほかの論点は給水装置の概要のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和5年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問45=(2))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 瞬間・貯蔵・貯湯の各説明、自然冷媒ヒートポンプ給湯機の熱源、冷水機の説明は、標準計画に記述がありません。これらは各年度に出題された記述と公表された正答番号から確定したものです(令和3年 問42、令和4年 問52、令和5年 問45、令和6年 問51)。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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