令和5年度 学科試験2 問43は、塩化ビニル管に関する問題です。4つの記述の正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはイとエです。
イは「低下することはない」と言い切っています。エは適さないものを適するとしています。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢2(ア=正/イ=誤/ウ=正/エ=誤)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 継手は硬質ポリ塩化ビニル製及びダクタイル鋳鉄製があり、接合方法は接着剤によるTS接合とゴム輪によるRR接合があります |
| 2 | ×(誤り) | 長期間、直射日光に当たると耐衝撃強度が低下することがあります。「低下することはない」とした点が誤りです |
| 3 | ○(正しい) | 耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管は金属管と比べ温度による伸縮量が大きいため、配管方法によってその伸縮を吸収する必要があります |
| 4 | ×(誤り) | 耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管は瞬間湯沸器用の配管に適しません。 |
イは、年度によって正しい形でも出ています。
| 書かれ方 | 正誤 | 出題年度 |
|---|---|---|
| 直射日光に当たっても耐衝撃強度が低下することはない | 誤 | 令和5年 |
| 長期間、直射日光に当たると耐衝撃強度が低下することがある | 正 | 令和7年 |
同じ論点を、正しい形と誤りの形の両方で出しています。「この記述は誤り」と丸暗記せず、直射日光で強度は低下するという向きのほうを覚えます。
強度が低下するからこそ、防止対策が要ります。配管の外表面に耐候性塗料を塗装するか、外表面に防護カバーを付ける等の方法があり、この記述は令和6年に正しい肢として出ています。肢どうしがつながっています。
エは、用途の話です。「瞬間湯沸器用の配管に適している」とした肢は令和5年に誤りでした。
ウの伸縮量は正しい記述です。金属管と比べ温度による伸縮量が大きいので、配管方法で伸縮を吸収する必要があります。屋外配管等で接着接合をする場合は、使用条件に基づき伸縮継手を設置します。
アの接合は3年度で問われています。接着剤によるTS接合とゴム輪によるRR接合という組み合わせは、令和5年と令和7年の2年度とも正しい肢でした。
詳細は硬質ポリ塩化ビニル管とは?耐衝撃性・耐熱性との違いと接着後24時間で扱っています。
耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管は直射日光に強いか。
強くありません。長期間、直射日光に当たると耐衝撃強度が低下することがあります。
耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管は瞬間湯沸器用の配管に適するか。
適しません。「適している」とした肢は令和5年に誤りでした。
硬質ポリ塩化ビニル管の接合方法は。
接着剤によるTS接合と、ゴム輪によるRR接合です。継手は硬質ポリ塩化ビニル製とダクタイル鋳鉄製があります。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月