令和4年度 学科試験1 問38は、給水装置工事における給水装置工事主任技術者の職務に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはイだけです。基準に適合しない材料は、施主に指定されても使えません。
「現場の状況に合ったもの」という理由が付いています。もっともらしく見えても、基準の適合は現場の都合で外れません。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢3(ア=正/イ=誤/ウ=正/エ=正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 公道下の配管工事について、工事の時期、時間帯、工事方法等をあらかじめ水道事業者から確認を受けることが必要です |
| 2 | ×(誤り) | 基準に適合していない給水管や給水用具は使用できません。「現場の状況に合ったものを使用することができる」とした点が誤りです |
| 3 | ○(正しい) | 施工後では確認することが難しい工事目的物の品質を、施工の過程においてチェックする品質管理を行う必要があります |
| 4 | ○(正しい) | 工事従事者の健康状態を管理し、水系感染症に注意して水道水を汚染しないよう管理します |
施主に指定されたときの答えは、決まっています。
使用できない理由を明確にして、施主に説明します。この記述は令和元年に正しい肢として出ています。使わないことと、なぜ使えないかを伝えることがセットです。
誤りの型は、条件を足して基準を外す形です。
| 書かれ方 | 正誤 | 出題年度 |
|---|---|---|
| 適合していなくても現場の状況に合っていれば使用できる | 誤 | 令和4年 |
| 使用できない理由を明確にして施主に説明しなければならない | 正 | 令和元年 |
エの健康状態の管理は、職務に入ります。労働災害の防止と、水系感染症による汚染の防止が同じ文に並びます。工事の安全と水質が地続きだという整理です。
ここは、入るものと入らないものの線引きが狙われます。
| 従事者に関すること | |
|---|---|
| 職務に入る | 技術上の指導監督/労働災害や水系感染症を防ぐための健康状態の管理 |
| 入らない | 技術的能力の評価と、指定給水装置工事事業者への報告 |
ウの品質管理は、施工後では確認できないものを施工の過程で見るという考え方です。埋めてしまえば見えなくなるので、埋める前に確かめます。
詳細は給水装置工事主任技術者の職務とは?必ず現場に立ち会う義務はあるのかで扱っています。
施主から基準に適合しない給水用具を指定されたらどうするか。
使用できない理由を明確にして施主に説明します。現場の状況に合っていても、基準に適合しないものは使えません。
公道下の配管工事で、あらかじめ何を確認するか。
工事の時期、時間帯、工事方法等について、水道事業者から確認を受けます。
従事者について、職務に入らないものは何か。
技術的能力を評価して指定給水装置工事事業者へ報告することです。健康状態の管理と技術上の指導監督は職務に入ります。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月