令和4年度 学科試験2 問55は、給水用具に関する問題です。5つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢5です。「サーモスタット式の混合水栓は、湯側・水側の2つのハンドルを操作し」とした記述が、誤りとして出題されています。
サーモスタット式の構造を定めた記述は標準計画に見あたらないため、この記事では正しい形に踏み込みません。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢5
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 自動販売機は、水道水を内部タンクで受けたあと、目的に応じてポンプにより加工機構へ供給し、コーヒー等を販売する器具です |
| 2 | ○(正しい) | Y型ストレーナは、異物などをろ過するスクリーンを内蔵し、本体が配管に接続されたままの状態でも清掃できます |
| 3 | ○(正しい) | 水撃防止器は、封入空気等をゴム等により圧縮し水撃を緩衝するもので、ベローズ形、エアバッグ形、ダイヤフラム式等があります |
| 4 | ○(正しい) | 温水洗浄装置付便座は、製品の性能等の規格をJISに定めており、温水発生装置で得られた温水をノズルから射出する装置を有した便座です |
| 5 | ×(誤り) | 「湯側・水側の2つのハンドルを操作し」とした記述が、令和4年に誤りとして出題されています |
混合水栓は、この分野で繰り返し付け替えられます。
令和5年には「流水抵抗によってこまパッキンが摩耗する」という甲形止水栓の説明を、サーモスタット式の混合水栓に付けた肢が誤りとして出ています。同じ給水用具が、年度ごとに違う説明を当てられます。
確認できる範囲で、正しい肢として出ているのは次の1つです。
令和5年 問48(正しい肢)
シングルレバー式の混合水栓は、シングルカートリッジを内蔵し、吐水・止水、吐水量の調整、吐水温度の調整ができる。
サーモスタット式・シングルレバー式の混合水栓の構造については、標準計画に個別の記述がありません。このため本記事では、「2つのハンドルを操作し」とした記述が誤りとして出題された事実だけを示します。
選択肢3の水撃防止器も、同じ扱いです。
ベローズ形・エアバッグ形・ダイヤフラム式という形式は、標準計画に記述がありません。この年に正しい肢として出たという事実から確定したものです。
選択肢2のY型ストレーナは、配管に接続されたままの状態でも清掃できる点が要点です。取り外さずに掃除できる形をしています。
詳細は水撃作用(ウォータハンマ)とは?流速を遅くする理由と水撃限界性能基準の3つの数値で扱っています。
令和4年にサーモスタット式の混合水栓で誤りとされた記述は。
「湯側・水側の2つのハンドルを操作し」とした部分です。正しい構造については確認できる資料に記述がありません。
Y型ストレーナの特徴は。
異物などをろ過するスクリーンを内蔵し、本体が配管に接続されたままの状態でも清掃できる点です。
水撃防止器はどうやって水撃を緩衝するか。
封入空気等をゴム等により圧縮して緩衝します。ベローズ形、エアバッグ形、ダイヤフラム式等があります。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月