令和4年度 学科試験2 問54は、直結加圧形ポンプユニットに関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢2です。「吸込側の圧力が復帰した場合は手動で復帰させなければならない」とした点が誤りとして出題されています。
この論点は、逆向きの書き方も誤りにされています。令和7年には「あらかじめ設定された時間を経過すると自動復帰し運転を再開する」とした肢が誤りでした。正しい形が確定できないので、この記事では踏み込みません。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢2
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 構成は、ポンプ、電動機、制御盤、バイパス管、圧力発信機、流水スイッチ、圧力タンク等からなっています |
| 2 | ×(誤り) | 復帰の仕方を断定した記述で、令和4年に誤りとして出題されています。令和7年には逆に「自動復帰」とした肢も誤りとして出ています |
| 3 | ○(正しい) | 圧力タンクは、日本水道協会規格(JWWA B 130:2005)に定める性能に支障が生じなければ、設置する必要はありません |
| 4 | ○(正しい) | 使用水量が少なく自動停止する時の吐水量は、10L/min程度とされています |
この論点は、両方向とも誤りにされています。
| 書かれ方 | 正誤 | 出題年度 |
|---|---|---|
| 圧力が復帰した場合は手動で復帰させなければならない | 誤 | 令和4年・令和6年 |
| 設定された時間を経過すると自動復帰し運転を再開する | 誤 | 令和7年 |
どちらの向きも誤りにされているので、正しい形は確定できません。この設問では「断定した書き方の肢を疑う」という読み方だけが使えます。
選択肢1の構成は、混ぜられる部品が決まっています。
| 機器 | |
|---|---|
| ユニットの構成 | ポンプ、電動機、制御盤、バイパス管、圧力発信機、流水スイッチ、圧力タンク等 |
| 構成外の機器 | 逆流防止装置(通常は吸込側に設置) |
副弁付定水位弁を構成に混ぜた肢が、令和元年と令和6年に誤りとして出ています。
選択肢3の圧力タンクは、必須ではありません。圧力タンクを設けなくても吐出圧力・吸込圧力・自動停止の性能を満足し、吐出圧力が保持できる場合は設置しなくてよいとされています。
詳細は直結加圧形ポンプユニットとは?吐水圧を決める3つと逆流防止装置の位置で扱っています。
吸込側の圧力が復帰した場合の運転再開はどうなるか。
手動復帰とした肢も自動復帰とした肢も、それぞれ別の年度で誤りとして出題されています。正しい形は確認できる資料からは確定できません。
直結加圧形ポンプユニットの構成に入らないものは。
逆流防止装置です。構成外機器で、通常は吸込側に設置します。
圧力タンクは必ず設置するか。
しません。規格に定める性能に支障が生じず、吐出圧力が保持できる場合は設置する必要がありません。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月