令和3年度 学科試験2 問59は、公道における給水装置工事の安全管理に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはアとイです。
どちらも文の中身は正しいまま、協議や立会いの相手だけが差し替えられています。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢3(ア=誤/イ=誤/ウ=正/エ=正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | やむを得ず火気を伴う機械器具を使う場合は、当該埋設物管理者と協議します。「所管消防署と協議し」とした点が誤りです |
| 2 | ×(誤り) | 近接する埋設物の位置確認は、埋設物管理者に立会いを求めます。「道路管理者に立会いを求め」とした点が誤りです |
| 3 | ○(正しい) | 掘削部分に各種埋設物が露出する場合には、防護協定などを遵守して措置し、当該埋設物管理者と協議のうえで適切な表示を行います |
| 4 | ○(正しい) | 管理者がわからない埋設物は、安易に不明埋設物として処理せず、関係機関に問い合わせるなど十分な調査を経て対応します |
この分野の誤りは、相手の置き換えだけで作られます。
| 相手 | 何について |
|---|---|
| 埋設物管理者 | 各種埋設物の有無(種類・口径・布設位置)/露出したときの協議/火気を伴う機械器具の使用 |
| 道路管理者 | 道路の状況(種別・幅員・舗装別・舗装年次)/埋戻し土の承諾 |
道路のことは道路管理者、埋設物のことは埋設物管理者という切り分けです。
設問のアとイは、どちらも埋設物の話なのに相手が違います。
この論点は、年度を変えて繰り返し出ています。
| 誤りとして出た形 | 出題年度 |
|---|---|
| 近接する埋設物の位置を道路管理者に立会いを求めて確認する | 令和3年・令和5年・令和7年 |
| 火気を伴う機械器具を所管消防署との協議で使う | 令和3年・令和5年・令和7年 |
| 埋設物に接近して掘削する際に道路管理者と協議して防護措置を講じる | 令和6年 |
安全管理は令和3年・5年・6年・7年の4年度で出ていて、同じ記述が順序を変えて何度も現れます。令和3年と令和5年は、同じ4つの記述の順序を入れ替えただけの問題でした。
ウとエは、この年は正しい肢です。
エの「安易に不明埋設物として処理しない」は、そのまま覚えます。分からないものを分からないまま処理すると、掘り当てたときに事故になります。
詳細は給水装置工事の安全管理とは?「道路管理者」に置き換える誤りの型で扱っています。
近接する埋設物の位置は誰に立会いを求めて確認するか。
埋設物管理者です。道路管理者とした肢は令和3年・令和5年・令和7年の3年度とも誤りでした。
やむを得ず火気を伴う機械器具を使う場合は誰と協議するか。
当該埋設物管理者です。所管消防署とした肢も3年度で誤りです。
管理者がわからない埋設物が見つかったら。
安易に不明埋設物として処理せず、関係機関に問い合わせるなど十分な調査を経て対応します。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月