令和3年度 学科試験2 問57は、給水装置工事における工程管理に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢3です。工程管理計画のもとになるのは現地調査で、図面確認ではありません。
調整する相手(水道事業者、建設業者、道路管理者、警察署等)までは正しく書かれています。違うのは、その前の一語だけです。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 常に工事の進行状況について把握し、施工計画時に作成した工程表と実績とを比較して工事の円滑な進行を図ります |
| 2 | ○(正しい) | 配水管を断水して給水管を分岐する工事は、断水広報等を考慮した断水工事日を基準日として天候等を考慮した工程を組みます |
| 3 | ×(誤り) | 工程管理計画のもとになるのは、事前準備の現地調査です。「図面確認による」とした点が誤りです |
| 4 | ○(正しい) | 工程管理を行うための工程表には、バーチャート、ネットワーク等があります |
工程管理は、3つの語で組み立てます。
| 要素 | 中身 |
|---|---|
| 目的 | 契約書に定めた工期内に工事を完了すること |
| もとにするもの | 事前準備の現地調査と、関係者との調整 |
| 工程表 | バーチャート、ネットワーク等 |
図面を見ることではありません。現場に行って確かめたことが、工程管理計画の土台になります。
給水装置工事の規模では、バーチャートが一般的です。
この分野は、誤りに使われる語が決まっています。
| 誤りの肢で使われた語 |
|---|
| 工事標準仕様書/図面確認/材料手配/出来形管理表/検査/作業主任者/技能を有する者 |
どれも工事の現場で使う実在の語です。実在するからこそ、置き換えられると気づきにくくなります。
段階も押さえます。工程管理は計画・実施・管理の3段階です。
選択肢2の断水工事日は、基準日として先に置くという考え方です。断水には広報が要るので、日にちを動かしにくいからです。そのあとに天候等を考慮した工程を組みます。
詳細は給水装置工事の工程管理とは?事前準備は現地調査・工程表はバーチャートで扱っています。
工程管理計画は何をもとに作成するか。
事前準備の現地調査と、水道事業者・建設業者・道路管理者・警察署等との調整です。図面確認ではありません。
工程表にはどんな種類があるか。
バーチャート、ネットワーク等です。給水装置工事の規模ではバーチャートが一般的です。
断水して分岐する工事の工程はどう組むか。
断水広報等を考慮した断水工事日を基準日として、天候等を考慮した工程を組みます。
> 給水装置施工管理法のほかの論点は給水装置施工管理法のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月