令和3年度 学科試験1 問27は、凍結深度に関する穴埋め問題です。ア〜エに入る語句の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
正解は選択肢3です。
イから入ると一気に決まります。凍結深度を支配するのは土質や含水率で、管の材質ではありません。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢3(ア=地中/イ=土質や含水率/ウ=深く/エ=浅く)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | イを管の材質としています |
| 2 | ×(誤り) | アを管内、ウを浅く、エを深くとしています |
| 3 | 正解 | 地中・土質や含水率・深く・浅くです |
| 4 | ×(誤り) | アを管内、イを管の材質、ウを浅く、エを深くとしています |
4つの空欄は、それぞれ理由から決まります。
| 空欄 | 入る語と、そう決まる理由 |
|---|---|
| ア | 地中。「地表からの深さ」と続くので、測っているのは土の中の温度 |
| イ | 土質や含水率。管を埋める前から決まっている土地の性質なので、管の材質では決まらない |
| ウ | 深く。凍る層より下に埋めれば凍らない |
| エ | 浅く。ウの裏返し。やむを得ず凍る層の中に入るときの話 |
イが決まれば選択肢は3と…と絞れ、アが「地中」で確定します。ウとエは互いに裏返しなので、片方が決まればもう片方も決まります。
凍結深度は土地ごとに違う値です。だから条文も数値ではなく「凍結深度より深く」という条件で書かれています。「埋設深度は50cmとする」とした肢は令和6年に誤りでした。
やむを得ず浅く布設する場合の措置も、あわせて問われます。
| 場合 | 措置 |
|---|---|
| 下水道管等の地下埋設物の関係で凍結深度より浅く布設する | 保温材(発泡スチロール等)で適切な防寒措置を講じる |
| 擁壁、側溝、水路等の側壁からの離隔が十分に取れない |
この空欄補充は令和3年・令和5年・令和7年の3年度で出ていて、いずれも答えは「地中」と「土質や含水率」でした。令和7年だけは「水道事業者が凍結深度を考慮して定めている給水管埋設深さ以深に布設する」という形に変わっています。
詳細は給水装置の凍結防止とは?水抜き用給水用具はメータの下流側で扱っています。
凍結深度はどう定義されるか。
地中温度が0℃になるまでの地表からの深さです。
凍結深度は何によって支配されるか。
気象条件のほか、土質や含水率です。管の材質では決まりません。
やむを得ず凍結深度より浅く布設する場合は。
保温材(発泡スチロール等)で適切な防寒措置を講じます。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月