令和3年度 学科試験1 問20は、給水管及び給水用具の耐圧・浸出以外に適用される性能基準の組み合わせに関する問題です。4つの組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
正解は選択肢4です。
給水管と継手は、耐圧と浸出だけです。だから「耐圧・浸出以外」を問われたら、この2つには何も残りません。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 給水管に要るのは耐圧と浸出だけです。耐久は弁類の基準で、給水管には適用されません |
| 2 | ×(誤り) | 継手も耐圧と浸出だけです。給水管と同じ扱いになります |
| 3 | ×(誤り) | 浄水器に耐寒を挙げている点が、この組み合わせを不適当にしています |
| 4 | 正解 | 逆止弁:耐久・逆流防止・負圧破壊です |
性能基準は7項目ですが、すべての製品に7つがかかるわけではありません。
| 基準 | 適用対象 |
|---|---|
| 耐圧 | 給水装置(最終の止水機構の流出側を除く) |
| 浸出 | 飲用に供する水を供給する給水装置 |
| 水撃限界 | 水撃作用を生じるおそれのある給水用具 |
| 逆流防止 | 逆止弁、減圧式逆流防止器、逆流防止装置を内部に備えた給水用具 |
| 耐久 | 弁類(単体で製造・販売され施工時に取り付けるもの) |
「給水管に要るのは耐圧と浸出で、耐久は弁類の基準」という切り分けが、この問題の軸です。
設問が「耐圧、浸出以外に適用される性能基準」を聞いているので、給水管と継手はそもそも答えになりません。この2つを挙げた選択肢1と2は、その時点で消えます。
残る2つは、器具の役割で決まります。
| 器具 | 耐圧・浸出以外にかかるもの |
|---|---|
| 逆止弁 | 耐久・逆流防止・負圧破壊 |
| 浄水器 | 耐寒は含まれない(選択肢3が不適当) |
耐寒は「寒冷地仕様かどうか」の判断基準なので、器具の種類ではなく仕様で決まります。浄水器だから耐寒がかかる、という関係にはありません。
逆止弁は弁類なので耐久がかかり、逆流を止める器具なので逆流防止がかかります。器具の役割から、かかる基準が読めます。
詳細は自己認証と第三者認証の違いは?JIS適合品はすべて基準適合品かで扱っています。
給水管に適用される性能基準は。
耐圧と浸出です。耐久は弁類の基準で、給水管には適用されません。
逆止弁に耐圧・浸出以外でかかる基準は。
耐久、逆流防止、負圧破壊です。
逆流防止性能基準の適用対象は。
逆止弁、減圧式逆流防止器、逆流防止装置を内部に備えた給水用具の3つです。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月