令和3年度 学科試験1 問38は、給水装置用材料の基準適合品の確認方法に関する穴埋め問題です。ア〜エに入る語句の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
正解は選択肢4です。
アとウは、実在する語に似た別の語を当てる形です。「適合マーク」も「システム基準」も、この制度の用語ではありません。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢4(ア=認証/イ=厚生労働省/ウ=性能/エ=給水装置)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | イを経済産業省、エを水道施設としています |
| 2 | ×(誤り) | アを適合、ウをシステムとしています |
| 3 | ×(誤り) | アを適合、イを経済産業省、ウをシステム、エを水道施設としています |
| 4 | 正解 | 認証・厚生労働省・性能・給水装置です |
4つの空欄は、それぞれ制度の用語で決まります。
| 空欄 | 入る語と、そう決まる理由 |
|---|---|
| ア | 認証。第三者認証機関が表示を認めるのは認証マーク。「適合マーク」という語はない |
| イ | 厚生労働省(出題当時)。水道は経済産業省の所管ではない |
| ウ | 性能。個々の製品が満たすのは性能基準(7項目)。「システム基準」という語はない |
| エ | 給水装置。集めているのは製品ごとの情報なので、水道施設ではない |
アとウは、実在しない語を当てる形です。「適合」「システム」はどちらも一般的な語なので通りそうに見えますが、この制度の用語ではありません。
イは、水道行政をどこが所管するかで決まります。出題当時は厚生労働省で、経済産業省ではありません。水道行政は2024年4月に国土交通省と環境省へ移管されているため、現在の所管は国土交通省です。
データベースの位置づけも押さえます。
給水装置データベース(要旨)
制度の円滑な実施のために、製品ごとの性能基準への適合性に関する情報が全国的に利用できるよう構築されている。第三者認証機関のホームページでも基準適合品の情報提供サービスが行われている。
個々の製品を調べるためのものなので「給水装置データベース」です。「水道施設データベース」では、施設の情報を集めたものになってしまいます。
基準適合品であることを証明する方法は2つです。
| 誰が証明するか | |
|---|---|
| 自己認証 | 製造業者等が自らの責任で(自ら又は製品試験機関等に委託して得たデータによる) |
| 第三者認証 | 中立的な第三者機関が。認証マークの表示を認める |
詳細は自己認証と第三者認証の違いは?JIS適合品はすべて基準適合品かで扱っています。
製品に表示されるマークの名前は。
認証マークです。「適合マーク」という語はこの制度にありません。
データベースは何のデータベースか。
給水装置データベースです。製品ごとの性能基準への適合性に関する情報を集めています。
個々の製品が満たすべき基準は何と呼ぶか。
性能基準です。「システム基準」という語はありません。
> 給水装置工事事務論のほかの論点は給水装置工事事務論のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月