令和3年度 学科試験2 問46は、給水用具に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはイとウです。
イは型の名前、ウは末尾に条件を足した形です。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢2(ア=正/イ=誤/ウ=誤/エ=正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ホース接続型水栓には散水栓、カップリング付水栓等があり、ホース接続時に吐水口空間が確保されない可能性があるため、水栓本体内にばね等の逆流防止機能を持つ逆止弁を内蔵しています |
| 2 | ×(誤り) | ミキシングバルブには2ハンドル式とサーモスタット式があります。「シングルレバー式」とした点が誤りです |
| 3 | ×(誤り) | 「構造が複雑で2年に1回交換する必要がある」とした部分が、誤りとして出題されています |
| 4 | ○(正しい) | 小便器洗浄弁は自動式と手動式の2種類あり、手動式にはピストン式、ダイヤフラム式の二つのタイプの弁構造があります |
イは、混合水栓の型を取り違えさせる形です。
令和元年には、同じミキシングバルブに「ハンドル式とサーモスタット式がある」としつつ「設定流量の湯を吐水する」と書いた肢が誤りとして出ています。混合水栓は年度ごとに、型の名前か働きのどちらかを替えて出されます。
混合水栓の型を並べます。
| 型 | 操作 |
|---|---|
| シングルレバー式の混合水栓 | シングルカートリッジを内蔵し、吐水・止水、吐水量の調整、吐水温度の調整ができる |
シングルレバー式という型そのものは実在します。ただしミキシングバルブの型として並べる語ではありません。
ウは、末尾に交換の条件を足しています。
逆止弁付メーターパッキンは、メーター用パッキンにスプリング式の逆流防止弁を兼ね備えた構造です。この構造の説明までは、令和4年に正しい肢として出ています。
令和3年は、そこに「構造が複雑で2年に1回交換する必要がある」と足して誤りにしています。前半が正しいので、最後まで読まないと落とします。
この給水用具は、方式の名前でも狙われます。
| 書かれ方 | 正誤 | 出題年度 |
|---|---|---|
| スプリング式の逆流防止弁 | 正 | 令和4年 |
| スイング式の逆流防止弁 | 誤 | 令和7年 |
エの小便器洗浄弁は、この年は正しい肢です。手動式の弁構造はピストン式とダイヤフラム式で、「ピストン式」を「ニードル式」に差し替えた肢が令和4年に誤りとして出ています。
アのホース接続型水栓は、逆止弁を内蔵する理由が書かれています。ホースをつなぐと吐水口空間が確保されなくなるからです。
詳細は洗浄弁と洗浄タンクの違いは?大便器の洗浄弁だけ桁が違う理由で扱っています。
ミキシングバルブにはどんな型があるか。
2ハンドル式とサーモスタット式です。シングルレバー式とした肢は令和3年に誤りとして出ています。
逆止弁付メーターパッキンの逆流防止弁はどの方式か。
スプリング式です。スイング式とした肢は令和7年に誤りでした。
ホース接続型水栓が逆止弁を内蔵する理由は。
ホースを接続した場合に吐水口空間が確保されない可能性があるためです。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月