令和2年度 学科試験1 問29は、クロスコネクションに関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
正しいのはアだけです。
イ・ウ・エは、いずれも「こうすればつないでよい」という抜け道を作っています。そのどれも認められていません。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢5(ア=正/イ=誤/ウ=誤/エ=誤)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | クロスコネクションは、水圧状況によって工業用水、排水、ガス等が逆流し、配水管を経由して他の需要者にまで汚染が拡大する非常に危険な配管です |
| 2 | ×(誤り) | 逆止弁を設置しても直接連結はできません。基準は「直接連結されていないこと」としか書いていません |
| 3 | ×(誤り) | 給水装置と受水槽以下の配管との接続もクロスコネクションです。「ではない」とした点が誤りです |
| 4 | ×(誤り) | 一時的な仮設であっても直接連結はできません。 |
抜け道の作り方が3通り並んでいます。
| 作り方 | 書き方 |
|---|---|
| 器具で外す | 逆止弁を設置すれば直接連結してもよい(イ) |
| 対象から外す | 受水槽以下の配管との接続はクロスコネクションではない(ウ) |
| 期間で外す | 一時的な仮設であれば直接連結できる(エ) |
1つの問題に3通りが同時に入っています。認めた時点で誤りです。
| 書かれ方 | 出題年度と正誤 |
|---|---|
| 受水槽以下の配管との接続はクロスコネクションではない | 令和元年・令和2年・令和3年・令和4年・令和7年(誤り) |
| 受水槽以下の配管との接続もクロスコネクションである | 令和5年(正しい) |
受水槽を通った水は、水道事業者の管理を離れています。だから給水装置につなぎ戻せません。
基準が「直接連結されていないこと」としか書いていないからです。
逆止弁でも、仮設でも、水道事業者の承認でも、連結が認められることはありません。
アが書いているとおり、汚染は配水管を経由して他の需要者にまで広がります。被害が自分のところで止まらないので、条件付きで認める余地がありません。
詳細はクロスコネクションとは?逆止弁を付ければつないでよいのかで扱っています。
逆止弁を付ければ井戸水配管とつないでよいか。
よくありません。基準は「直接連結されていないこと」としか書いていません。
受水槽以下の配管との接続はクロスコネクションか。
クロスコネクションです。「ではない」とした肢は5年度で誤りとして出ています。
一時的な仮設なら連結できるか。
できません。期間で外す形も認められていません。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月