給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和2年度 給水装置の構造及び性能 問26 を解説(メーターの下流側)

令和2年度 学科試験1 問26は、寒冷地における凍結防止対策として設置する水抜き用の給水用具に関する問題です。5つの記述から、不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢1です。水抜き用の給水用具は、水道メーターの下流側に設置します。

上流側と下流側を入れ替えただけの形です。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢1

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 水抜き用の給水用具は、水道メーターの下流側に設置します。「上流側」とした点が誤りです
2 ○(正しい) 排水口付近には水抜き用浸透ますの設置又は切込砂利等により埋戻し、排水を容易にします
3 ○(正しい) 汚水ます等に直接接続せず、間接排水とします
4 ○(正しい) 水抜き用の給水用具以降の配管は、できるだけ鳥居配管やU字形の配管を避けます
5 ○(正しい) 以降の配管が長い場合には、取外し可能なユニオン、フランジ等を適切な箇所に設置します

選択肢1のポイント(ここが誤り)

水抜きは、抜きたい範囲より手前に置くものです。

水道メーターの上流側に置くと、メーターの中の水が抜けません。凍って困るのはメーターも同じです。

下流側に置けば、そこから先の宅地内の配管とメーターの両方を抜けます。

抜けない場所を作らないための決まりが並んでいる

決まり 理由
鳥居配管やU字形を避ける低い部分や上がった部分に水が残る
浸透ます・切込砂利で埋戻し抜いた水がその場にたまらないようにする
汚水ます等に直接接続しない汚水が逆に入ってくるのを避ける(間接排水)
ユニオン、フランジ等を入れる配管が長いと抜けきらないので、外して抜けるようにする

4つとも「水を残さない」ための工夫です。選択肢1だけが、残る側の配置になっています。

鳥居配管やU字形は、水を抜いても低い部分に水が残ります。

詳細は給水装置の凍結防止とは?水抜き用給水用具はメータの下流側で扱っています。

覚え方

  • 水抜き用の給水用具は水道メーターの下流側。「上流側」とした肢は令和2年に誤り
  • ★理由=上流側だとメーターの中の水が抜けない。凍って困るのはメーターも同じ
  • ★4つの決まりは全部「水を残さない」ための工夫。誤りの肢だけが残る側の配置
  • 鳥居配管やU字形は水を抜いても低い部分に残るので避ける
  • 汚水ます等に直接接続せず間接排水/配管が長ければ取外し可能なユニオン、フランジ等

理解度チェック

Q.

水抜き用の給水用具はどこに設置するか。

水道メーターの下流側です。上流側とした肢は令和2年に誤りでした。

Q.

なぜ下流側なのか。

上流側だとメーターの中の水が抜けないためです。

Q.

鳥居配管やU字形を避けるのはなぜか。

水を抜いても低い部分に水が残るためです。

> 給水装置の構造及び性能のほかの論点は給水装置の構造及び性能のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和2年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問26=(1))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」。水抜き用給水用具の設置位置、間接排水、鳥居配管を避けること、ユニオン・フランジの設置は同資料によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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